6370 栗田工業

6370
2024/03/27
時価
7286億円
PER 予
25.17倍
2010年以降
12.33-37.4倍
(2010-2023年)
PBR
2.23倍
2010年以降
0.93-2.54倍
(2010-2023年)
配当 予
1.34%
ROE 予
8.88%
ROA 予
5.29%
資料
Link
CSV,JSON

平均臨時雇用人員 - 水処理装置事業

【期間】
  • 通期

有報情報

#1 事業の内容
当社グループ(当社および当社の関係会社)は栗田工業株式会社(当社)、子会社69社および関連会社5社により構成されております。
事業としては、水処理に関する技術、商品、メンテナンス・サービスを幅広く提供しており、水処理に関する薬品類の製造販売およびメンテナンス・サービスの提供を行う水処理薬品事業と、水処理に関する装置・施設類の製造販売およびメンテナンス・サービスの提供を行う水処理装置事業の2つに区分できます。
当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業における位置づけは、以下のとおりであります。
2023/06/29 15:41
#2 事業等のリスク
(7) 不採算工事発生によるリスク
水処理装置事業における水処理設備において、顧客との契約時に設定する原水条件等の当社グループ側での不備や、設計・施工における過失等に起因する製品・サービスの欠陥や事故による追加原価の発生、またはそれにより顧客へ損害が生じた場合の損害補償の発生の可能性があります。当社グループでは、設計・施工要領書に基づく設計・施工の徹底をしており、工事予算交付前にエンジニアリングレビューという会議体を設置し、その場にて工事単位ごとに品質・コスト・納期・安全・環境等に関する設計の妥当性を確認しております。また受注後から引渡しまで毎月ビジネスプロセスレビューという会議体において、工事進捗度の確認、工事単位ごとの収支管理を行い、工事原価総額の見積りにおいても最新の情報に基づいた見積りを行っております。海外のグループ会社でも同様の取組みを実施しており、大型工事については当社より設計や工程管理に関する支援を行っております。このように、問題情報データの共有等により不適合の未然防止を図っております。
(8) 固定資産の減損損失
2023/06/29 15:41
#3 従業員の状況(連結)
(1) 連結会社の状況
2023年3月31日現在
水処理薬品事業3,474(137)
水処理装置事業4,071(641)
全社(共通)239(43)
(注)1.従業員数は就業人員であり、( )内は臨時雇用者数で外数であります。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない提出会社の管理部門に所属しているものであります。
2023/06/29 15:41
#4 注記事項-その他の費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(注)1.前連結会計年度の減損損失は、主に当社の国内水処理装置事業の製造拠点再編に伴う山口事業所閉鎖や中国における水処理薬品の生産体制見直しによる栗田水処理新材料(江陰)有限公司(水処理薬品事業)の工場稼働停止決定に伴い発生したものであります。
2.当連結会計年度の減損損失のうち、7,646百万円はクリタ・アメリカ,Inc.(水処理薬品事業)に係る「のれん」を減損したことによるものであります。詳細は、「13.のれん及び無形資産」に記載しております。
2023/06/29 15:41
#5 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
各資金生成単位に配分した「のれん」の帳簿価額は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
クリタ・アメリカ,Inc.22,32516,830
水処理装置事業16,59518,054
クリタ・アメリカ,Inc.5,7846,259
主要な「のれん」に対する減損テストは以下のとおり行っております。
①クリタ・ヨーロッパGmbH(水処理薬品事業)
2023/06/29 15:41
#6 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。従って、当社グループは、「水処理薬品事業」および「水処理装置事業」の2つを報告セグメントとしております。
「水処理薬品事業」は、水処理に関する薬品類および付帯機器の製造販売並びにメンテナンス・サービスの提供を行っております。「水処理装置事業」は、水処理に関する装置・施設類の製造販売、超純水供給・化学洗浄・精密洗浄および土壌・地下水浄化並びに水処理施設の運転・維持管理等のメンテナンス・サービスの提供を行っております。
2023/06/29 15:41
#7 注記事項-報告企業、連結財務諸表(IFRS)(連結)
栗田工業株式会社は、日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記している本店および主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.kurita.co.jp/)で開示しております。
当社グループの主要な事業内容は、水処理薬品事業、水処理装置事業であります。その詳細については、「6.事業セグメント」に記載しております。
2023/06/29 15:41
#8 注記事項-売上高、連結財務諸表(IFRS)(連結)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント連結財務諸表計上額
水処理薬品事業水処理装置事業
日本42,826116,538159,365
(注)1.セグメント間取引控除後の金額を表示しております。
2.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。なお、EMEAは欧州、中東、アフリカ地域を指しております。
2023/06/29 15:41
#9 注記事項-後発事象、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(2) 株式取得の目的
重点市場である電子産業へのグローバルな事業展開に向け、欧州での電子産業向け水処理装置事業における現地の製造拠点とサプライチェーンを獲得します。European Chips Act(欧州半導体法)等を背景とした電子産業向け水処理装置の需要増加に対して、迅速に対応可能な事業基盤を整備し、欧州での電子産業市場への事業展開を推進していきます。また、Arcade社 Germany、Arcade社 France、Arcade社 Switzerland、およびArcade社 Asiaの有する課題解決力に、クリタ・ヨーロッパGmbHならびに当社の子会社であるクリタ・シンガポールPte.Ltd.を中心とした当社グループの有する製品・技術・ビジネスモデルを掛け合わせ、節水・CO2排出量削減・廃棄物の削減に大きく貢献するソリューションの拡充を図ります。
(3) 株式取得の時期
2023/06/29 15:41
#10 注記事項-減損損失、連結財務諸表(IFRS)(連結)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
前連結会計年度では、主に、当社の国内水処理装置事業の製造拠点再編に伴う山口事業所閉鎖や中国における水処理薬品の生産体制見直しによる栗田水処理新材料(江陰)有限公司(水処理薬品事業)の工場稼働停止決定に伴い、1,028百万円(有形固定資産 1,027百万円、無形資産 1百万円)の減損損失を「その他の費用」に計上しております。
なお、当該減損損失のセグメント別内訳については、「6.事業セグメント」に記載しております。
2023/06/29 15:41
#11 研究開発活動
なお、当事業に係る研究開発費は1,828百万円です。
(2) 水処理装置事業
排水の回収・再利用、廃棄物の削減・リサイクルや、再生可能エネルギー創出などの循環型社会実現に向けた技術開発に取り組んでいます。また、排水処理システムや半導体など電子産業の生産性向上に寄与する超純水製造システムの省エネルギー化や運転管理の省力化・最適化技術の開発などを推進しています。当該連結会計年度における主な成果は次のとおりです。
2023/06/29 15:41
#12 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当連結会計年度においては、その他の収益1,564百万円、その他の費用11,095百万円を計上しております。その他の収益は、前連結会計年度に不動産売却に伴う一時的な利益(固定資産売却益)を計上していたため、前年同期比で4,555百万円減少しております。その他の費用には、クリタ・アメリカ, Inc.(水処理薬品事業)ののれんの減損損失7,646百万円が含まれています。同社ののれんの減損損失は、新型コロナウイルス感染拡大後の水処理薬品市場の変動、物流混乱や物価高騰の影響等を勘案し事業計画を下方修正したこと、および米国におけるインフレ抑制のための政策金利の引き上げに伴う回収可能価額算定に使用する割引率の上昇により影響を受けた結果、回収可能価額が会計上の簿価を下回ったため生じたものです。
また、当連結会計年度において、米国子会社ペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.(水処理装置事業)の株式を追加取得(100%子会社化)するため、当社は、クリタ・アメリカ・ホールディングス,Inc.の増資を引き受け、払い込みを完了しております。この増資決定後に設定した為替予約によるデリバティブ取引差益を金融収益へ計上したことや、前連結会計年度において計上したペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.(水処理装置事業)の非支配株主と締結した株式の先渡契約に係る負債の事後測定による金融費用がなくなったことから、税引前利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は増益となりました。
(水処理薬品事業)
2023/06/29 15:41
#13 設備投資等の概要
水処理薬品事業においては、中国における新工場の建設および既存設備の増設・更新等に6,374百万円(前年同期比4,468百万円減)の設備投資を実施しました。
水処理装置事業においては、超純水供給事業用設備や精密洗浄事業用設備の新設・増設に40,254百万円(前年同期比15,297百万円減)の設備投資を実施しました。
2023/06/29 15:41