訂正有価証券報告書-第33期(平成25年9月1日-平成26年8月31日)

【提出】
2015/07/17 15:01
【資料】
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【項目】
127項目

研究開発活動

(建設機械事業)
当社グループは、建設工事の無公害化、地球温暖化防止をはじめとする各種環境負荷の低減、圧入原理の優位性を活かしたインプラント構造による建設の工法革命を基本理念として、油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラー」とその周辺機器の研究開発および耐震地下駐車場「エコパーク」と耐震駐輪場「エコサイクル」を主体とする研究開発に取組んでおります。
当連結会計年度の開発につきましては、製品の信頼性向上、自動化、省力化、グローバル化を追及した開発に力を入れ、建設の五大原則を遵守した新奇性、発明性の高い機械・工法の開発を行いました。
まず油圧式杭圧入引抜機につきましては、グローバル展開を見据えたシリーズ化として900mm幅のハット形鋼矢板に対応した複合式圧入機「F301」および400mm幅U形鋼矢板圧入機「F101」の新規開発を完了しました。また、インプラント構造を推進するための鋼管回転圧入機ジャイロパイラー「GRV1230」を開発しました。
周辺装置につきましては、前述の圧入機「F101」に適用する「パワーユニット」、鋼管内土を掘削し圧入を補助する「鋼管オーガーマント装置」および津波防災機器として一本柱浮上式避難装置「インプラントポッド」を開発しました。
その他、高知県産学官連携産業創出研究推進事業で、南海地震による津波被害軽減に関する共同研究を完了しました。
当連結会計年度の研究開発費の総額は532百万円となっております。
当連結会計年度における研究開発の主な成果は次のとおりであります。
①圧入機
900mm幅ハット形鋼矢板複合式圧入機 F301 圧入能力 1,000キロニュートン
400mm幅U形鋼矢板複合式圧入機 F101 圧入能力 800キロニュートン
1200㎜幅鋼管回転圧入機ジャイロパイラー GRV1230 圧入能力 3,000キロニュートン
②周辺装置・その他装置
パワーユニット EU200J3
鋼管オーガーマント装置 RA115
インプラントポッド R339
③その他研究開発
高知県産学官連携産業創出研究推進事業「南海地震による津波被害軽減と浸水継続期間を短縮する減災技術の開発」
(圧入工事事業)
研究開発活動は行っておりません。