有価証券報告書-第112期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/29 14:42
【資料】
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【項目】
151項目

研究開発活動

当社は、2020年度の研究開発方針として「新製品・新事業への挑戦」と「既存事業の競争力強化」を掲げ、研究開発を推進いたしました。
当連結会計年度における研究開発の総額は714百万円であります。グループ会社においても、顧客ニーズと将来の製品・技術動向を見据え、多岐にわたる分野において研究開発に取り組んでおります。具体的には、2030年度の脱炭素社会に向けた再生可能エネルギー普及の加速、電力システムのIOT化による運用効率化、海外の電力需要増加、車載用モータの世界的な需要増加などの市場動向を踏まえ、再生可能エネルギー用発電システム、自動電圧調整器や配電システムの高度自動化製品、車載用モータ関連製品などに注力してまいりました。
セグメントごとの研究開発活動の内容及び成果は次のとおりであります。
電力機器事業では、変圧器、制御機器、電力システムの各分野に注力いたしました。
当連結会計年度に市場投入した製品は、「地上設置型変圧器塔」「自動開閉器用両電源変圧器」「サーバ集約型の配電自動化親局装置」などがあります。推進中の製品開発は、「バイオガス用・水力用発電システム」「改良型7.2kV真空遮断器」などがあります。
回転機事業では、空調用モータ、産業機器、介護機器の各分野に注力いたしました。
当連結会計年度に市場投入した製品は、「車載空調圧縮機用ハーメティックモータ」「AC100V出力型非接触給電装置」などがあります。推進中の製品開発は、「トラックウィング扉開閉用アクチエータシステム」「電動バイク用モータ」などがあります。