有価証券報告書-第115期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 15:00
【資料】
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【項目】
120項目

研究開発活動

当社グループの研究開発活動は、主として提出会社が行っております。
当連結会計年度の研究開発活動は、下記のとおりであります。
当社における研究開発は、基本的技術あるいは共通的な技術を研究開発本部で、事業展開に直結する新製品、新商品の開発を各事業部門の開発グループが担当して活発に行っております。
技術分野としては、電源を主とするエレクトロニクス技術、システム化を指向するメカトロニクス技術、高機能・高性能のプラスチック用塗料を主とするケミトロニクス技術、そして精密機器および電力用半導体部品を中心とするコンポーネント技術の4分野にまたがっております。それぞれの技術分野でより高度な技術の開発を目指すとともに4分野の技術を融合することにより独自性のある技術の確立を目指して積極的に技術開発に取り組んでおります。
当連結会計年度は研究開発費16億8千4百万円を投入し、主な成果は次のとおりであります。
(1)エレクトロニクス事業
1)ハイブリッド電源装置(50kW-HVDC)を開発しました。
2)220V,1.1kVAインバータを開発しました。
3)32kWX線ジェネレータシステムを開発しました。
当事業に係る研究開発費は4億8千6百万円であります。
(2)メカトロニクス事業
1)小型ディスプレイ用面塗布・真空貼合装置「NR4」を製品化しました。
2)光半導体用自動溶接機を開発しました。
当事業に係る研究開発費は3億8千8百万円であります。
(3)ケミトロニクス事業
1)カーナビパネル向けに視認性が優れたUV硬化型塗料を開発しました。
2)自動車外装向けに耐候性が優れた蒸着用塗料を製品化しました。
3)自動車内装向けに高輝度意匠を付与する「ピカネット」を製品化しました。
当事業に係る研究開発費は1億9千万円であります。
(4)コンポーネント事業
1)市場の要求が強いローラーの一体化、ローコスト化を実現するため、鍛造成形内輪を適用したトルクリミッタ「RT」を製品化しました。
2)産業機械、装置の手動と電動の切替部に使用できる「OSFF(双方向クラッチ フリータイプ)」を製品化しました。
3)産業機器向けに大電流(400A)・高耐圧(1200V~1700V)の高速ダイオードモジュール「TCシリーズ」を製品化しました。
当事業に係る研究開発費は3億8千5百万円であります。
(5)全社共通
研究開発本部で行なっている基礎研究および応用技術開発等、各セグメントに配賦できない研究開発費は2億3千3百万円であります。