- #1 注記事項-作成の基礎、連結財務諸表(IFRS)(連結)
・非金融資産の減損(注記3 I 重要な会計方針(10)、注記12)
・繰延保険契約費、保険契約債務及び生命保険ビジネスにおける契約者勘定の測定(注記3 I 重要な会計方針(11)、注記13)
・繰延映画製作費及び映画分野における未払分配金債務の測定(注記3 I 重要な会計方針(9)及び(12)、注記11、注記18)
2023/06/20 15:07- #2 注記事項-保険関連科目、連結財務諸表(IFRS)(連結)
④ 生命保険ビジネスにおける契約者勘定
生命保険ビジネスにおける契約者勘定は、勘定預り金累積元本に付与利息を加えたものから、引出額、経費及び危険保険料を差し引いた額を表しており、ユニバーサル保険及び投資契約等から構成されています。投資契約はIFRS第4号の規定に従い従前の会計基準で定義された保険契約です。ユニバーサル保険には、利率変動型終身保険及び変額保険が含まれています。利率変動型終身保険に対する付与利率は1.7%から2.0%です。変額保険契約については、保険契約の価値は投資ユニットの観点から表示されます。各ユニットは資産ポートフォリオに関連しており、ユニットの価値の増減は、関連する資産ポートフォリオの価値にもとづいています。投資契約には、主に一時払養老保険契約、一時払学資保険契約、変額個人年金保険契約及び年金開始後契約が含まれています。投資契約(変額個人年金保険を除く)に対する付与利率は、0.01%から6.3%です。変額個人年金保険契約については、保険契約の価値は投資ユニットの観点から表示されます。各ユニットは資産ポートフォリオに関連しており、ユニットの価値の増減は、関連する資産ポートフォリオの価値にもとづいています。生命保険ビジネスにおける契約者勘定には最低保証が付帯する変額個人年金保険契約及び変額保険契約に関する債務を含んでいます。また、このうち一部の生命保険ビジネスにおける契約者勘定は公正価値で測定しています。詳細については(4)に記載しています。
生命保険ビジネスにおける契約者勘定の内訳は以下のとおりです。
2023/06/20 15:07- #3 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
負債性金融商品のうち、契約上のキャッシュ・フローを回収することと売却の両方を事業上の目的として保有され、かつ金融資産の契約条件により所定の日に元本及び元本残高に対する利息の支払いのみによるキャッシュ・フローを生じさせる金融資産を、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。当該金融資産は当初認識後の公正価値の変動を、減損利得、減損損失及び為替差損益を除き、その他の包括利益として認識しています。また、当該金融資産から生じる実効金利法による金利収益は純損益に認識しています。その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品の認識の中止が行われる場合、過去にその他の包括利益で認識した累計額を純損益として振り替えています。
生命保険ビジネスにおいては、資産負債の総合管理(以下「ALM」)の観点から当該金融資産を保有しています。生命保険ビジネスにおいて金融資産を保有する目的は、主に保険契約債務と生命保険ビジネスにおける契約者勘定で構成される保険契約負債の金利感応度(デュレーション)と可能な限り一致させることにより、期限到来時の保険金等の支払原資を十分に確保することです。
ソニーは、当該金融資産を、デュレーションと流動性ニーズを効率的に管理するという全体的な目的にもとづき、1つのポートフォリオとして管理しています。ポートフォリオには、より長期間にわたって保有される可能性のある金融資産が含まれていますが、ポートフォリオに含まれる全ての金融資産は、上記の全体的な目的を考慮して、キャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される1つのビジネスモデル内で保有されていると判断しています。
2023/06/20 15:07- #4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
生命保険ビジネスにおける契約者勘定
生命保険ビジネスにおける契約者勘定に関する負債は、会計期間末日での契約者の給付に生じた契約の価値を表しています。負債は一般的に、累積的な積立額に付与利息を加え、契約者の引出額と残高に対して課せられるその他の手数料を差し引いたものです。生命保険ビジネスにおける契約者勘定には最低保証が付帯する変額個人年金保険契約及び変額保険契約に関する債務を含んでいます。
(2)生産、受注及び販売の状況
2023/06/20 15:07- #5 連結キャッシュ・フロー計算書(IFRS)(連結)
⑤【連結キャッシュ・フロー計算書】
区分 | 注記 | 2021年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) | 2022年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) |
番号 | 金額(百万円) | 金額(百万円) |
保険契約債務その他の増加 | | 458,880 | 234,102 |
生命保険ビジネスにおける契約者勘定の非資金取引の増加 | | 238,309 | 15,523 |
生命保険ビジネスにおける契約者勘定の収入 | | 227,262 | 346,455 |
資産及び負債の増減 | | | |
区分 | 注記 | 2021年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) | 2022年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) |
番号 | 金額(百万円) | 金額(百万円) |
2023/06/20 15:07- #6 連結財政状態計算書(IFRS)(連結)
①【連結財政状態計算書】
区分 | 注記 | 2021年度末(2022年3月31日) | 2022年度末(2023年3月31日) |
番号 | 金額(百万円) | 金額(百万円) |
区分 | 注記 | 2021年度末(2022年3月31日) | 2022年度末(2023年3月31日) |
番号 | 金額(百万円) | 金額(百万円) |
保険契約債務その他 | *13 | 7,039,034 | 7,264,421 |
生命保険ビジネスにおける契約者勘定 | *13 | 4,791,295 | 5,148,579 |
映画分野における未払分配金債務 | *18 | 220,113 | 192,952 |
区分 | 注記 | 2021年度末(2022年3月31日) | 2022年度末(2023年3月31日) |
番号 | 金額(百万円) | 金額(百万円) |
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