業績予想修正の理由

2020年４月28日に公表した決算短信において、新型コロナウイルスの影響については精査中であるため業績予想に織り込んでおりませんでしたが、現時点における影響を見積もりましたのでお知らせいたします。
当社事業における新型コロナウイルス感染拡大の影響といたしましては、感染防止のため外出自粛が推奨される中、耳鼻科からの紹介を含めた補聴器販売店への来客数が減少しているほか、顧客となる医療機関や企業への営業活動が制限されるなど販売活動に影響が出ております。一方で、半導体関連市場における微粒子計測器の販売は堅調であり、他の事業の落ち込みを一定程度カバーしております。
業績予想における事業環境の前提といたしましては、現在の状況は今後も継続するものの、５月下旬の緊急事態宣言の解除とともに徐々に改善され、秋以降におきましては来店者数の回復と、医療機関や企業への営業活動が復旧している状況を想定しております。
この前提に基づき今後の見通しを見積もったところ、第１四半期は厳しい状況が続くと見込まれるものの、その後徐々に販売額が増加し、上期の営業利益は前年同期比で50％程度の減少となる見込みであります。この結果、通期の営業利益は前年同期比で30％程度の減少に留まる見込みであります。
ただし、新型コロナウイルス感染拡大の収束時期等によってはこれらの予想数値に変更が生じる可能性があり、その場合には速やかにお知らせいたします。
なお、配当予想につきましては、１株当たり中間配当22円、１株当たり期末配当21円（年間合計43円）としており、当初の予想から変更しておりません。※上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績はさまざまな要因により異なる結果となる可能性があります。