当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)における世界経済はインフレによる物価高騰や政策金利上昇などにより景気回復が鈍化傾向となりました。製造業を中心に設備投資は低迷しており、地政学リスクも依然として高く、先行き不透明な状況が継続しています。
このような環境の中、産業分野におきまして設備投資の低迷による調整が顕在化し、民生分野におきましてはボトムアウト感があるもののPC向けを中心に弱含みで推移しました。一方、通信分野では中国スマホ向けが回復傾向で推移し、車載分野では半導体不足の解消により自動車の生産台数が回復したことから販売が増加するなど、売上高は29,685百万円(前年同期比0.3%増)となりました。利益面につきましては、稼働低下や一部製品の価格変動の影響により、営業利益は1,486百万円(前年同期比58.7%減)となりました。為替差益490百万円を営業外収益に、投資有価証券売却益894百万円を特別利益に計上したものの、経常利益は1,860百万円(前年同期比57.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,157百万円(前年同期比58.8%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
2024/02/05 16:24