当社グループの研究開発活動は、開発本部を中心に他本部と連携を密にし、主に自動車関連製品のユニット開発及びプレス・プラスチックの複合化技術による提案、シミュレーション技術を応用し省資源につながる工法開発を行い、開発期間短縮と信頼性向上により他社と差別化を図っております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は133百万円であり、各部門別の研究開発活動は次の通りであります。
なお、当社グループは、精密部品製造及びユニット加工事業の単一セグメントであるため、セグメント情報との関連付けの記載を省略しております。
市場開発部門
市場開発部門においては、複合化技術を応用し主に車載関連の駆動機構及びデジタル機器等におけるヒンジの設計開発をフロントローディングによる短期開発と、評価ツールの有効活用により、小型・軽量・信頼性に優れたユニットとしてお客様の企画の具現化を行っており、当連結会計年度の研究開発費は80百万円であります。
要素開発部門
要素開発部門においては、環境への負荷低減に重点を置き、シミュレーション技術と工法開発実験を融合した省資源加工の技術開発、精密冷間鍛造加工及び複合プレス工法による小型・軽量化の技術開発を同時に進めており、当連結会計年度の研究開発費は52百万円であります。