有価証券報告書-第45期(平成27年3月21日-平成27年6月20日)

【提出】
2015/09/14 16:07
【資料】
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【項目】
94項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、先進国では、ギリシャをはじめとする欧州の債務問題の影響を受けつつも、景気は緩やかに回復しました。新興国では、成長率に鈍化はみられるものの、全体としては安定成長が続いております。また、国内の景気については緩やかな回復が続き、製造業の設備投資も増加基調で推移しました。
こうしたなかで、当社グループといたしましては中長期的な成長を維持する観点からも、企画開発面での充実、営業面での強化を図ってまいりました。企画開発面では、高精細3Dプリンタ、クランプオン式流量センサ等の新商品の開発を行い、営業面では、人材の充実強化や海外販売拠点の拡充を図ってまいりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は88,050百万円、営業利益は45,841百万円、経常利益は48,615百万円、当期純利益は31,521百万円となりました。なお、当期は事業年度変更により3ヵ月間の変則決算となっており、前連結会計年度との比較は行っておりません。参考のため前年同期間に相当する前連結会計年度の第1四半期と単純比較した場合、売上高は20.8%増加、営業利益は25.7%増加、経常利益は29.0%増加、当期純利益は30.3%増加となっております。
地域ごとの業績を示すと次のとおりであります。
① 国内
日本では、景況感の改善が進み、好業績や為替の円安基調を背景に、設備投資についても積極的な姿勢がみられました。こうしたなか、新商品の投入や営業体制の充実に努め、売上高は42,130百万円となりました。
② 海外
海外では、一部の新興国で成長の鈍化がみられましたが、先進国を中心に緩やかな景気の回復が続きました。こうしたなか、販売拠点の拡充や人材の充実強化等、営業体制の強化に努め、売上高は45,919百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、15,402百万円(51.9%)増加し、45,083百万円となりました。なお、当連結会計年度(3ヵ月変則決算)における各活動におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加額は、513百万円となりました。これは、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益が48,615百万円と引き続き好調であったものの、前連結会計年度の法人税の支払が40,591百万円あったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の増加額は、20,422百万円となりました。これは、主に有価証券の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少額は、配当金の支払いなどにより6,077百万円となりました。