四半期報告書-第52期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2015/02/13 9:07
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、政府による経済政策の継続や日銀による追加金融緩和を背景に企業収益や雇用情勢の改善等が見られるなど、国内景気は全体として緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、消費税率の引き上げに伴う消費マインドの低下や、急激な円安による原材料・エネルギー価格の上昇、新興国経済の成長鈍化等の不安要素もあり、先行きは依然として不透明な状況が継続しております。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の業績は、車載電装品の販売増により売上高28,406百万円(前年同期比13.0%増)となりましたが、中国からベトナムへの生産移管に伴う費用の発生、材料費の上昇、棚卸資産の廃却等により営業損失44百万円(前年同期は営業損失154百万円)となりました。また、円安に伴う為替換算益の発生(207百万円)等により経常利益170百万円(前年同期は経常損失54百万円)、連結子会社における労働争議に起因する特別損失等により四半期純損失156百万円(前年同期は四半期純損失147百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①車載電装品事業
車載電装品事業では、各種電子制御ユニットや車載・船舶用ワイヤーハーネス等の販売増により、売上高19,670百万円(前年同期比10.5%増)となりましたが、中国からベトナムへの生産移管に伴う費用の発生、棚卸資産の廃却等により営業損失310百万円(前年同期は営業損失22百万円)となりました。
②ホームエレクトロニクス事業
ホームエレクトロニクス事業では、洗濯機用電子制御基板等の販売増により、売上高は6,391百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益228百万円(前年同期は営業損失28百万円)となりました。
③情報通信機器事業
情報通信機器事業では、通信用スイッチユニット等の販売増により、売上高757百万円(前年同期比41.4%増)、営業利益18百万円(前年同期は営業損失16百万円)となりました。
④その他
その他事業では、産業用ロボットコントローラー基板等の販売増により、売上高1,586百万円(前年同期比25.5%増)、営業利益74百万円(前年同期は営業損失34百万円)となりました。
なお、上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、107百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。