四半期報告書-第33期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)

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2015/02/16 13:19
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財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当第3四半期連結累計期間末(平成26年12月31日)現在における財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの分析は以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府と日銀による金融政策・経済政策を受けて円安・株高が進み、企業収益・雇用情勢が改善するなど、緩やかな景気回復基調で推移いたしましたが、円安による輸入コストの上昇、消費税増税の反動による個人消費の低迷などの下押し要因もあり、今後の景気については予断を許さない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループは、引き続き既存事業の拡充に努めてまいりましたが、メモリ事業においては円安に伴う原材料の輸入価格の高騰により原価率が上昇し、コンテンツ事業においても音楽CD市場全体の不況の影響を受けるなど、当社の事業環境は厳しくなってきております。
こうした状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,938百万円(前年同期比51.4%増)となりました。しかしながら売上原価の上昇もあり、売上総利益については292百万円となりました。販売費及び一般管理費は、削減に努め291百万円となり、営業利益は0百万円(前年同期は32百万円の営業損失)、経常損失は2百万円(前年同期は41百万円の経常損失)、四半期純損失は15百万円(前年同期は42百万円の四半期純損失)となりました。
セグメント業績は、次のとおりであります。
① メモリ製品製造販売事業
メモリ製品製造販売事業においては、パソコン出荷台数の減少により、7月以降は売上の伸びが鈍化しており、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,588百万円(前年同期比35.2%増)、営業利益は16百万円(前年同期は18百万円の営業損失)となりました。
② ウェブソリューション事業
ウェブソリューション事業においては、損益面では改善しつつあるものの、長期開発案件の売上検収が第4四半期に予定されているものもあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は27百万円(前年同期比0.7%増)、営業損失は7百万円(前年同期は13百万円の営業損失)となりました。
③ コンテンツ事業
コンテンツ事業においては、当第3四半期連結累計期間の売上高は322百万円、営業損失は11百万円となりました。
なお、コンテンツ事業は前第3四半期連結会計期間に追加し、前期は第4四半期の業績のみを計上したため、前期比較はありません。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は1,764百万円となりました。
主な内訳は、現金及び預金が723百万円、受取手形及び売掛金が511百万円、商品及び製品が326百万円となっています。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は235百万円となりました。
主な内訳は、有形固定資産が10百万円、のれんが191百万円となっています。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は749百万円となりました。
主な内訳は、買掛金が431百万円、短期借入金が150百万円、1年内返済予定の長期借入金が112百万円となっています。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は273百万円となりました。
主な内訳は、長期借入金が235百万円、退職給付に係る負債が17百万円となっています。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は976百万円となりました。
(3) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
該当事項はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません