四半期報告書-第21期第2四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/14 16:06
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【項目】
32項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、政府による財政・金融政策の効果、消費税増税の駆け込み需要も相俟って緩やかな拡大を続けております。しかしながら一方で、4月以降の消費増税駆け込み需要の反動や、新興国経済の失速懸念、東欧や中東の政情不安等の海外要因も残っており、景気下振れリスクは払拭されておりません。
このような経済環境のもと、情報通信・ネットワーク関連事業におきましては、前連結会計年度に引き続き、スマートフォン関連分野の製品販売の強化と、益々進化する無線LANネットワーク・クラウド環境に対応したネットワークカメラ等の当社独自製品の開発及び販売拡大に注力いたしました。しかしながら、大型案件の規模縮小の影響により売上高は前年同四半期を下回りました。また、コスト面については、前年度より取り組んできました在庫の適正化や固定費の削減等による効果が認められるものの、営業利益についても前年同四半期を下回りました。
自動車流通事業におきましては、第1四半期での天候不順や増税後の需要減少による販売の落ち込みがあったものの、新たな販売店舗の開設や整備工場の開設等積極的な拡大施策を進め、売上高は前年同四半期を上回りました。しかしながら、中古車市場の価格下落に伴う利益率の悪化と、拡大施策のための投資コストの負担が大きく、当四半期は営業損失となりました。
店頭外国為替証拠金取引等事業におきましては、「シストレ.COM」に加え、バイナリーオプションサービス「PLANEX BINARY」をリリースし、従来のFXとは違った新しい金融商品のラインナップを拡充いたしました。しかしながら、為替相場のボラティリティが低く、FX業界全体の取引高減少が顕著になる中、当社においても新規口座開設数・取引量が想定を下回って推移し、売上高は計画を大きく下回りました。これに対しマーケティングコストの見直し等のコスト削減を行い赤字幅は前年同期比に比べ縮小したものの、依然として多額の営業赤字を計上する結果となりました。
不動産事業におきましては、前期に引き続き、安定的な収益を計上いたしました。
以上により、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高4,469,581千円(前年同四半期比21.8%減)、営業損失209,761千円(前年同四半期は営業損失84,799千円)、経常損失241,935千円(前年同四半期は経常利益319,459千円)、四半期純損失は258,943千円(前年同四半期は四半期純利益231,343千円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 情報通信・ネットワーク関連製品事業
当セグメントにおける売上高は1,899,231千円(前年同四半期比40.9%減)、セグメント利益(営業利益)は75,222千円(前年同四半期比29.9%減)となりました。
② 自動車流通事業
当セグメントにおける売上高は2,457,389千円(前年同四半期比0.8%増)、セグメント損失(営業損失)は80,074千円(前年同四半期はセグメント利益(営業利益)84,897千円)となりました。
③ 店頭外国為替証拠金取引等事業
当セグメントにおける売上高は41,982千円(前年同四半期比19.6%増)、セグメント損失(営業損失)は208,583千円(前年同四半期はセグメント損失(営業損失)352,120千円)となりました。
④ 不動産事業
当セグメントにおける売上高は116,558千円(前年同四半期比149.7%増)、セグメント利益(営業利益)は63,130千円(前年同四半期比133.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産、負債、純資産の状況)
① 資産
当第2四半期連結会計期間における総資産は、前連結会計年度末比1,148,441千円減の11,061,117千円であります。これは主に売掛金及び外国為替等取引顧客区分管理信託の減少によるものであります。
② 負債
当第2四半期連結会計期間における負債は、前連結会計年度末比760,828千円減の4,688,890千円となりました。これは主に短期借入金及び外国為替等保証金取引預り保証金の減少によるものであります。
③ 純資産
当第2四半期連結会計期間における純資産は、前連結会計年度末比387,613千円減の6,372,227千円となりました。これは主に四半期純損失の計上及び為替換算調整勘定の減少によるものであります。
(キャッシュ・フローの状況)
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて286,422千円減少し、1,793,028千円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失の計上、売上債権の減少、法人税等の還付等により、449,207千円の収入(前年同期は275,848千円の支出)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、差入保証金の差入および定期預金の預入等により、179,167千円の支出(前年同期は3,234,280千円の支出)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払い等により、545,214千円の支出(前年同期は1,316,909千円の収入)となりました。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は9,835千円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、情報通信・ネットワーク関連製品事業の販売の実績が著しく減少しております。これは、大型案件の規模の縮小によるものであります。
(5) 主要な設備
該当事項はありません。