有価証券報告書-第105期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/07/27 14:48
【資料】
PDFをみる
【項目】
120項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復を続けていますが、新興国経済の動向、英国のEU離脱や米国における保護主義台頭の影響が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況のうちに推移しました。こうした状況の中で、当連結会計年度の当社グループ(当社及び連結子会社)における業績は、売上高が455億4千4百万円(前連結会計年度売上高440億2千1百万円)と前年同期に比べ15億2千2百万円の増収となりました。利益面につきましては、当社の受注した案件におきまして、現時点での見積原価をもとに将来発生が見込まれる損失を受注損失引当金として計上したことなどにより、営業損失は142億2千5百万円(前連結会計年度営業利益14億2千3百万円)、経常損失は149億8千1百万円(前連結会計年度経常利益12億7百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は146億1千万円(前連結会計年度親会社株主に帰属する当期純利益8億6千5百万円)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①鉄道車両関連事業
国内向車両の西日本旅客鉄道株式会社向電車、海外向車両のロサンゼルス郡都市交通局向電車等により、売上高は447億4千5百万円(前連結会計年度売上高432億2千1百万円)となり、営業損失は138億5千7百万円(前連結会計年度営業利益16億3千7百万円)となりました。
②不動産賃貸事業
東大阪商業施設及び所沢商業施設を中心に売上高は7億9千8百万円(前連結会計年度売上高7億9千9百万円)となり、営業利益は6億9千2百万円(前連結会計年度営業利益6億9千3百万円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、39億8千万円(前連結会計年度末45億5千2百万円)と前年同期に比べ5億7千2百万円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上債権の増加により、110億2千3百万円の支出(前連結会計年度50億3千7百万円の支出)と前年同期に比べ59億8千5百万円の支出の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得による支出により、24億3千9百万円の支出(前連結会計年度37億2千1百万円の支出)と前年同期に比べ12億8千1百万円の支出の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長期借入れによる収入により、128億7百万円の収入(前連結会計年度41億6千2百万円の収入)と前年同期に比べ86億4千4百万円の収入の増加となりました。