訂正有価証券報告書-第112期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/08/05 9:24
【資料】
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【項目】
125項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度の国内車両販売台数については、復興需要や政府の景気刺激策等もあり好調に推移し、前年同期に比べ5,191台(8.2%)増加し、68,457台となった。
海外車両販売台数については、北米・中近東・アフリカ等の地域におけるトラック販売が概ね堅調に推移した一方、タイの市場環境が期初に想定した以上に減速しトラックおよびピックアップトラック販売が減少した結果、前年同期に比べ43,148台(9.2%)減少し、427,429台となった。
この結果、国内と海外を合わせた総販売台数は、前年同期に比べ37,957台(7.1%)減少し、495,886台となった。
その他の商品の売上高については、海外生産用部品は前年同期に比べ269億円(51.1%)増加し798億円となった。また、エンジン・コンポーネントは、前年同期に比べ30億円(2.8%)増加の1,124億円となった。
これらの結果、売上高につきましては、1兆7,608億円と前年同期に比べ1,052億円(6.4%)増加した。内訳は、国内が6,305億円(前年同期比6.5%増)、海外が1兆1,302億円(前年同期比6.3%増)である。
損益については、売上高増加に伴う効果やコスト体質改善の継続、更には円高是正による影響もあり、営業利益は1,742億円(前年同期比33.2%増)、経常利益は1,866億円(前年同期比31.7%増)となった。また、当期純利益は1,193億円(前年同期比23.6%増)となり、各利益項目で過去最高を達成した。
なお、当社グループは、自動車及び部品並びに産業用エンジンの製造、販売(自動車事業)を主な事業とする単一セグメントであるため、セグメントの業績の記載を省略している。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)については、営業活動により獲得した資金1,592億円を、投資活動に1,103億円、財務活動に384億円、それぞれ資金を使用したこと等により、前連結会計年度に比べて328億円増加し、2,107億円となった。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを控除して計算した、フリーキャッシュ・フローは、488億円の資金流入(前年度比38.7%減)となっている。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動により獲得した資金は、1,592億円(前年度比16.1%増)となった。
これは、税金等調整前当期純利益を1,884億円、減価償却費を420億円計上した一方、法人税等の支払556億円の資金流出などがあったことによるものである。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動により使用した資金は、1,103億円(前年度比92.1%増)となった。
これは、固定資産の取得による支出が増加したことが主な要因である。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動により使用した資金は、384億円(前年度比46.7%減)となった。
これは、有利子負債の返済を進めたこと、配当金の支払により資金が流出したことが主な要因である。