当第1四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境を概観しますと、世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響により急激に悪化し、停滞感が鮮明となりました。また、自動車及び二輪車市場においても、中国で自動車需要の持ち直しはみられましたが、販売の減少や生産活動の停止影響などにより、全体では前年同期に比べ大幅に落ち込みました。経済活動の再開は段階的に進みつつあり、持ち直しの動きが期待されるものの、依然として先行きが不透明な状況にあります。
売上高は、中国、日本における連結子会社化はあったものの、新型コロナウイルス感染症拡大回避に向けた各国政府による経済活動の制限措置による消費低迷や、得意先の生産拠点が一時的に停止したことに伴う受注量の減少及び為替換算による影響などにより、30,079百万円と前年同期に比べ34.3%の減収となりました。営業利益は、製品保証引当金計上額の減少はあったものの、新型コロナウイルス感染症の拡大による減収影響及び和解に係る費用などにより、809百万円の損失と前年同期に比べ4,309百万円の減益となりました。税引前四半期利益は758百万円の損失(前年同期比4,307百万円の減)、四半期利益は1,599百万円の損失(同4,123百万円の減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は2,137百万円の損失(同3,757百万円の減)となりました。
なお、セグメントごとの業績は以下のとおりです。
2020/08/06 16:14