有価証券報告書-第87期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/23 16:31
【資料】
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【項目】
131項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)を取り巻く経済情勢は、米国においては景気回復が緩やかに拡大し、低迷していた欧州経済も持ち直しの傾向が見られました。しかし、中国その他の新興国においては経済成長が鈍化し、先行きは不透明な状況が続きました。
一方、国内経済につきましては、経済対策や金融緩和政策から円安と株価上昇が進み、輸出が改善するなど、回復が見られました。
このような環境の中、当連結会計年度における連結売上高は148,820百万円(前連結会計年度比18.1%増)、営業利益は8,567百万円(同812.5%増)となりました。
セグメント別の状況につきまして、日本では、売上高は35,421百万円(同0.2%増)でしたが、セグメント損益は2,760百万円の利益(同23.0%減)となりました。
北米地域は、主要取引先への販売が減少しましたが、為替変動の影響等もあり、売上高は30,567百万円(同16.2%増)となり、セグメント損益は1,104百万円の利益(同151.6%増)となりました。
欧州地域は、四輪車用製品の販売が減少しましたが、為替変動の影響もあり、売上高は5,305百万円(同3.0%増)となり、セグメント損益は485百万円の利益(同15.2%増)となりました。
アジア地域は、四輪車用製品の販売が増加したこと等により、売上高は62,771百万円(同39.4%増)となり、セグメント損益はタイ洪水影響の回復や円安効果により3,229百万円の利益(前連結会計年度は3,835百万円の損失)となりました。
南米地域は、二輪車用製品の販売が減少しましたが、為替変動の影響もあり、売上高は14,755百万円(前連結会計年度比4.2%増)となり、セグメント損益は327百万円の利益(同35.4%減)となりました。
連結経常利益は9,623百万円(同270.4%増)となり、当期純利益は6,827百万円(同169.9%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,859百万円増加し、当連結会計年度末には11,356百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変化要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、18,965百万円(前連結会計年度比34.3%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、26,288百万円(同5.3%減)となりました。これは主に有形固定資産の取得の減少によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、7,655百万円(同37.2%減)となりました。これは主に社債の増加によるものです。