有価証券報告書-第55期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/26 9:07
【資料】
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【項目】
124項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態
① 資産の部
当連結会計年度末の資産合計は62,856百万円と前連結会計年度に比べ2,471百万円の減少となりました。これは主に、在外子会社の資産を円換算する為替相場が円高方向となったことや有形固定資産が2,151百万円減少したことなどによるものであります。
② 負債の部
当連結会計年度末の負債合計は34,765百万円と前連結会計年度に比べ2,961百万円の減少となりました。これは主に、在外子会社の負債を円換算する為替相場が円高方向となったこと、短期借入金が993百万円、長期借入金が1,704百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。
③ 純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は28,090百万円と前連結会計年度に比べ490百万円の増加となりました。これは主に、為替換算調整勘定が898百万円の減少となったものの、利益剰余金が1,340百万円増加したことなどによるものであります。
(2)経営成績
① 売上高
当連結会計年度の売上高は、65,350百万円と前連結会計年度に比べ3,185百万円の減少となりました。これは主に、東南アジアなど海外補修用部品市場におけるユニバーサルジョイントや新車用部品市場において、韓国でのバルブスプールの販売が減少したことなどによるものであります。
② 営業利益
当連結会計年度の営業利益は2,740百万円と前連結会計年度に比べ2,291百万円の増加となりました。これは主に、不採算取引の見直しやコスト削減努力に加え、日本における輸入コストの減少やタイ工場の輸出採算改善など円高進行の影響を受けたことなどによるものであります。
③ 経常利益
当連結会計年度は2,546百万円の経常利益(前連結会計年度は17百万円の経常損失)となりました。これは主に、営業利益が前連結会計年度に比べ2,291百万円増加したことに加え、持分法による投資利益が82百万円増加したことなどによるものであります。
④ 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度は1,444百万円の親会社株主に帰属する当期純利益(前連結会計年度は1,697百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。これは主に、経常利益の増加に加え、前連結会計年度は減損損失が発生していたことなどによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。