研究開発活動は、賃貸不動産部門と自転車部門において行っております。
研究の目的は、賃貸不動産部門では、顧客に選ばれる差別化された賃貸マンションの開発、入居者にとって居心地のよいサービスの開発、それらを消費者にわかりやすく低コストで伝えるノウハウの開発です。自転車部門では、商品を手に取ってみることのできないネット通販の中で、顧客の求める自転車をわかりやすく伝えることです。
主要課題は「消費者の潜在欲求に対する提案をわかりやすく伝え、共感を得ること」です。インターネット(携帯端末を含む)を使った消費者への伝達方法は主要課題となりました。
研究成果としては、賃貸不動産部門では、賃貸マンションを紹介する自社サイト「11uchi.jp(イイウチドットジェイピー)」をスマートフォンでも見やすく改良した結果、仲介業者を通さずダイレクトに集客を行うこともできるようになり、入居契約まで至るケースも出るようになりました。集客地域も集客人数も拡大することができました。自転車部門でも、ネットショップ「自転車ナビ」をスマートフォンに対応させました。
研究体制は、社内では商品企画チームが現場へ出向くだけでなくIT技術を活用して研究開発を行っております。マーケティングリサーチ活動と研究開発活動は自社内部のみではなく、外部組織をもネットワーク化して行っております。特に賃貸不動産部門については、経験の蓄積やイノベーションの実績が重要であるために、40年以上の経験をもつ不動産建設企業や新進気鋭のネットコンサルタントともタイアップをしております。
当事業年度における研究開発費の総額は、インターネット開発費用の支払が一部分のみであったためと、新型自転車の投入車種が無かったため、1,093千円となっております。