有価証券報告書-第57期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/22 15:36
【資料】
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【項目】
105項目

研究開発活動

当社グループでは、当社研究開発部において市場動向及び市場要望を把握しながら、新製品の開発、キット構成内容の充実化、不織布シリーズ、メッキンバック等の既存製品改良、新技術の調査研究等の研究開発活動を行っております。また、外部各機関との共同研究、共同開発により、幅広い情報や技術を入手し、分析、統合して開発を進めております。
当連結会計年度の研究開発活動につきましては、新キット工場稼働に合わせ、プレミアム・ブリスターキット拡大に向けて各部材のEB滅菌対応化等、仕様の充実を進めるとともに、各手術用構成部材の拡充を進めています。また、キット製品の独自性を高めるため、より安全で使い易くなるように改良を加えながら部材の内製化を推進しております。不織布製品については、ANSI/AAMI PB70規格レベル4適合の「ティガリヤ」シリーズ、メッキンバックではISO11140-1タイプ4インジケータを印刷した「HM4000」シリーズを充実させています。低侵襲手術分野では、「内視鏡用ホルダ EMARO」の拡販に合わせて、消耗品セットの改良を継続しています。また、医療施設との共同研究による新製品開発も進んでいます。さらに、単回使用医療機器を再製造する「SUDリプロセス」の研究、開発にも取り掛かっております。
今後も、病院のニーズ、手術関連学会の調査、薬事行政の動向等をより適確に把握し、コストメリット及び効率性を追求した、高度で専門的、且つ利便性の高い製品の開発を実施していく計画であります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は、生産技術関連も含めて430百万円となっております。
なお、研究開発活動のセグメント情報の記載は、医療用消耗品等の製造・販売の単一事業でありますので省略しております。