臨時報告書

【提出】
2016/12/22 16:15
【資料】
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提出理由

当社は、平成28年12月20日開催の取締役会において、当社連結子会社でありますテラ株式会社と株式会社クラーロの間で、クラーロの全事業をテラが譲受けることについて決議しましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第16号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

事業の譲渡又は譲受けの決定

(1) 当社連結子会社の名称、住所及び代表者の氏名
① 名称 : テラ株式会社
② 住所 : 青森県弘前市土手町212-1
③ 代表者の氏名: 代表取締役 菅原雅史
(2) 当該事業の譲受先の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容
① 名称 : 株式会社クラーロ
② 住所 : 青森県弘前市土手町212-1
③ 代表者の氏名: 代表取締役 高松輝賢
④ 資本金 : 251百万円
⑤ 事業の内容 : 医療・福祉機器の製造販売
(3) 当該事業の譲受けの目的
株式会社クラーロ(以下、クラーロ)は、病理検査のデジタル化の基本ツールであるバーチャルスライド(国際的な名称は、WSI 病理検査等に使用する高倍率・高解像度の顕微鏡画像をコンピューターに取り込み、デジタルデータ化して複数の病理専門医による検査や、遠隔地での検査を可能とするもの)を日本で最初に開発した会社であり、この分野のパイオニアでありますが、当時はまだ国内において病理検査のデジタル化が進んでおらず事業の継続に苦慮しておりました。一方、テラ株式会社(以下、テラ)は、スポンサーとしてクラーロ事業に参画して以来今日まで、クラーロの総代理店としてその製品の販売を担うのみならず、国内及び海外の病理検査分野の実態調査やバーチャルスライドのニーズを調査し、バーチャルスライド事業及び病理検査のデジタル化に関連する事業の可能性を調査してまいりました。
その結果、国内は、病理専門医の不足が深刻な問題となっており、病理検査のデジタル化を進めることでその課題の解決を図って行かざるを得ない事、また中国を始めアジア諸国においては国内以上に病理専門医が不足しており、日本に続いて病理検査のデジタル化が急速に広がりつつあること、さらに米国やヨーロッパの先進国においては、すでに病理検査のデジタル化は拡大期に入っていることなどが明らかとなったことから、当社及びテラは、バーチャルスライド事業は、世界市場において極めて有望な事業分野であると判断いたしました。
この有望市場に対し、製品開発力、マーケティング力、サービス体制等を強化し高い成長を実現していくには、テラがクラーロから事業を譲受け、事業拡大に取り組むことが最適な方法であると考え、クラーロと協議を進めてきた結果、事業譲受けの期日を平成29年1月12日とすることの合意に至りました。
(4) 当該事業の譲受の契約の内容
クラーロの事業全部をテラが譲受けするものであります。
以 上