有価証券報告書-第61期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/23 10:04
【資料】
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【項目】
121項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新興国経済の減速など外需環境の悪化懸念等から企業の設備投資や個人消費が弱含み、原油価格の下落や年明け以降の急激な円高・株安の進行等、先行き不透明な状況が続いております。海外においては、米国では個人消費が堅調に推移したものの、中国など新興国の景気減速や中東諸国の地政学的リスクの増大など、総じて減速基調で推移しました。
当社グループが属する自動車業界におきましては、国内では、軽自動車増税の影響等により生産台数は前期に比べ減少しました。海外では、中国、ASEAN地域に不安要素があるものの、北米での需要は堅調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループは、日本・中国・ASEAN・北米の四極グローバルで自動車部品供給体制の確立を目指す中期経営計画GT300の達成に向けて取り組んでおります。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高19,051百万円(前連結会計年度比5.8%減)、営業利益104百万円(前連結会計年度比74.5%減)、経常損失69百万円(前連結会計年度は656百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益174百万円(前連結会計年度比66.0%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 自動車部品
売上高は17,886百万円、セグメント利益は56百万円となりました。
② 住宅
売上高は1,129百万円、セグメント利益は48百万円となりました。
③ その他
売上高は35百万円、セグメント損失は0百万円となりました。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、3,037百万円(前連結会計年度比34.0%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,064百万円の収入(前連結会計年度比18.8%減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益263百万円、減価償却費998百万円と法人税等の支払額93百万円を計上したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,468百万円の支出(前連結会計年度比14.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,268百万円、子会社出資金の取得による支出286百万円があった一方、投資有価証券の売却や取得による純増収入が272百万円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,069百万円の支出(前連結会計年度は466百万円の収入)となりました。これは主に長期借入による収入605百万円があった一方、借入金等の返済による支出が1,430百万円あったこと等によるものです。