有価証券報告書-第59期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/26 15:26
【資料】
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【項目】
128項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表の連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
(2)財政状態
当連結会計年度末における総資産は21,672百万円(前連結会計年度末比2,254百万円増)となりました。
当連結会計年度における自己資本比率は47.1%(前連結会計年度比0.5ポイント減)となり、当連結会計年度における1株当たり純資産額は381円33銭(前連結会計年度比36円39銭の増加)となりました。
(3)経営成績
当連結会計年度の売上高は20,616百万円(前連結会計年度比8.4%増)となりました。
連結営業利益は、563百万円(前連結会計年度比33.8%増)、連結経常利益は、為替差益等を計上したこともあり858百万円(前連結会計年度比28.0%増)となりました。連結当期純利益は、災害による損失等があったものの、投資有価証券売却益により585百万円(前連結会計年度比10.1%減)となりました。
(4)戦略的現状と見通し
当社グループは、「樹脂加工・配合のスペシャリストとして、グローバル市場で存在感のある内装部品サプライヤーを目指す」との基本方針のもと下記の3項目を取り組み施策として掲げております。
・会社の「しくみ」の変革による効率的で活力あふれた経営体制確立
・商品力向上、最適なグローバル事業展開による収益力向上
・樹脂加工・配合技術の活用による新事業領域開拓
また、5年後の平成31年3月期を展望した新中期経営計画「GT300」では、以下の取り組みを進めてまいります。
・海外の各現地法人の経営体制と日本盟和のリーダシップを強化して真のグローバル四極体制を確立、国内:海外の売上比率2:1を目指す。
・国内市場縮小の中、売れ筋車種の受注を図るとともに自動車メーカーとの関係深化を図り、自動車部品の国内売上180億円を目指す。
・新製品・新技術の早期開発と新用途開発により、常にお客様の期待を上回る価値を提供する。
・変動費を徹底的に引き下げるとともに固定費を圧縮して桁違いに収益力を高め、国内自動車部品は減産下でも利益の出せる体制を構築する。
・住宅事業は、積極的に開発案件を取り込むとともに、樹脂の積層技術を応用した新ビジネス開拓をすすめ、非自動車分野の強化を図る。
尚、数値目標としては、2015年3月期の連結売上高は、消費税引上げによる駆込み需要の反動減の影響で、3%減の200億円、連結営業利益は原価低減と中国の現地法人の寄与等により3%増の5億80千万円を見込んでおります。
(5)資本の財源及び資金の流動性について
① キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
② 資金需要及び財務政策
当社グループの資金需要は、営業活動については、生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、投資活動については、生産性向上を目的とした設備投資及び中期経営計画にもとづく投資が主な内容であります。
これらの運転資金、設備投資については、営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、また、不足分については借入金でまかないました。