有価証券報告書-第25期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/29 9:36
【資料】
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【項目】
81項目

業績等の概要

(1)経営成績に関する分析
当事業年度におけるわが国経済は、政府による諸政策の推進により、円安、株高基調が進行し、輸出企業を中心に企業収益の改善傾向が見られるなど、緩やかに回復しつつある状況で推移いたしました。
一方、消費増税を始めとする税制改正、雇用情勢、欧州の景気回復の遅れ、近隣諸国との関係など、国内外の懸念材料は残っており、依然として先行き不透明な状況で推移いたしまた。
ゴルフ業界におきましては、ゴルフ用品販売の価格競争は長期化し引き続き留意を要しますが、オリンピック正式種目化による経済波及効果が期待される中、身近なスポーツとして受け入れられ、幅広い世代へと活性化が進むものと思われます。
このような経営環境のもと、当社は、自社ブランドゴルフシャフトの拡販及びOEM先からの受注量の拡大と、サイクル事業売上拡販に傾注をしてまいりました。
以上の結果、当事業年度の業績は、売上高4,523,838千円(前期比30.7%増)、営業利益は1,249,910千円(前期比136.1%増)、経常利益は1,358,987千円(前期比121.5%増)、当期純利益は1,161,089千円(前期比5.6%減)となりました。
主要セグメントについては下記のとおりであります。
当社は、スポーツ用品関係の専門メーカーとして、ゴルフシャフト等の製造販売を柱とし、ゴルフクラブ組立加工事業及び自転車フレーム等製造販売を行っております。従って、経営の多角化を示すような事業の種類がないため、記載しておりません。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動キャッシュ・フローが1,731,140千円の純収入、投資活動キャッシュ・フローが116,679千円の純支出、財務活動キャッシュ・フローが39,753千円の純支出となった結果、前事業年度末に比べ1,634,742千円増加し、3,401,171千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、1,731,140千円(前年同期は919,988千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益1,361,371千円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用された資金は116,679千円(前年同期は719千円の獲得)となりました。 これは主に、有形固定資産及び無形固定資産取得が113,622千円の支出に使用されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用された資金は39,753千円(前年同期は287,054千円の使用)となりました。これは主に、短期借入金218,468千円の収入となったものの、長期借入金154,736千円を返済し、配当金の支払103,485千円の支出によるものであります