有価証券報告書-第17期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
経営上の重要な契約等
当社グループの事業展開上、重要と思われる契約の概要は、以下のとおりであります。
(1)技術導入契約等
(注)HF10の現正式名称は、canerpaturev、略称はC-REVであります。
(2)技術導出契約等
(注)HF10の現正式名称は、canerpaturev、略称はC-REVであります。
(3)販売契約
(4)会社分割および事業譲渡
当社は、2018年9月20日開催の取締役会において、当社グループが行う健康食品事業を、会社分割の方法により、シオノギヘルスケア株式会社に承継することを決議し、同日付けで吸収分割契約を締結いたしました。なお、当該契約に基づく会社分割は、2019年1月1日に完了いたしております。
また、2018年12月17日開催の取締役会において、当社グループが行うキノコ事業を、株式会社雪国まいたけに事業譲渡することを決議し、同日付けで事業譲渡契約を締結いたしました。なお、当該契約に基づく事業譲渡は、2019年3月1日に完了いたしております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」および「2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」にそれぞれ記載のとおりであります。
(1)技術導入契約等
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | 西山幸廣、株式会社エムズサイエンス、公益財団法人名古屋産業科学研究所 |
契約書名 | 持分譲渡、共同出願および実施許諾等に関する契約の変更に関する覚書 |
契約締結日 | 2010年11月26日 |
契約期間 | 2010年11月26日から対象となる特許有効期間満了まで |
主な 契約内容 | 当社は、2010年に株式会社エムズサイエンスからHF10事業を譲り受け、同社が保有していたHF10に関する権利義務を承継いたしました。本覚書は、当社のHF10に関する特許権の部分保有と独占的実施を担保しております。また、当社は、公益財団法人名古屋産業科学研究所に対し、今後の開発進捗にともなうマイルストーン達成時に同財団に対し一時金を支払うとともに、上市後は、売上に連動した一定のランニングロイヤリティを支払うこととなっております。 |
(注)HF10の現正式名称は、canerpaturev、略称はC-REVであります。
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | University of Medicine and Dentistry of New Jersey(以下、UMDNJ) |
契約書名 | RESEARCH COLLABORATION AND LICENSE AGREEMENT |
契約締結日 | 2005年10月1日 |
契約期間 | 2005年10月1日から対象となる特許の有効期間満了まで |
主な 契約内容 | UMDNJは、RNA分解酵素に関する技術を基盤として、タンパク質発現システムや遺伝子治療への応用技術等の研究開発を行っております。当社は、UMDNJが取得していたRNA分解酵素に関する技術にかかわるノウハウおよび当該研究開発から得られる成果、ノウハウおよび特許についての全世界における独占的使用権を得ております。当社は、UMDNJに対して、本契約の締結および研究開発の進展にともない一定金額を支払うとともに、売上高に連動した一定のランニングロイヤリティを支払うこととなっております。 |
(2)技術導出契約等
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | MolMed S.p.A.(以下、モルメド社) |
契約書名 | LICENSE AGREEMENT |
契約締結日 | 2001年12月9日 |
契約期間 | 2001年12月9日から特許有効期間満了まで(※) |
主な 契約内容 | 当社が、モルメド社に対し、レトロネクチン法を米国およびヨーロッパにおいて非独占的に実施する権利を許諾し、開発進捗状況によりマイルストーンに基づく一時金を取得するとともに、各国の臨床試験用の基準に適合したレトロネクチン®を有償で提供しております。 ※本契約の対象特許は2016年9月30日に満了しておりますが、本契約で定められたモルメド社のマイルストーン支払義務は特許有効期間満了後も引き続き有効に存続する旨の覚書を締結しております。 |
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | 大塚製薬株式会社 |
契約書名 | HF10開発及び販売に関する契約書 |
契約締結日 | 2016年12月15日 |
契約期間 | 2016年12月15日から、契約所定の事由により解約されない限り、販売終了時点まで。 |
主な 契約内容 | 当社と大塚製薬株式会社は、腫瘍溶解性ウイルスHF10を用いた遺伝子治療剤(以下、「本製剤」という。)の開発を国内において協力して実施いたします。当社は、同社に対し、すべての適応症を対象として本製剤の国内における独占販売権を付与し、契約一時金のほか開発進捗状況により一時金を受領するとともに、上市後は売上高の目標達成に応じた一時金を受領することとしております。また、当社は臨床試験用および市販用の製剤を製造し、同社に有償供給することとしております。 |
(注)HF10の現正式名称は、canerpaturev、略称はC-REVであります。
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | 大塚製薬株式会社 |
契約書名 | NY-ESO-1 siTCR共同開発及び販売に関する契約書 |
契約締結日 | 2018年4月9日 |
契約期間 | 2018年4月9日から、契約所定の事由により解約されない限り、販売終了時点まで。 |
主な 契約内容 | 当社と大塚製薬株式会社は、NY-ESO-1 siTCR®を用いた遺伝子治療剤(TBI-1301およびTBI-1301-A、以下、「本製剤」という。)の開発を国内において協力して実施いたします。当社は、同社に対し、すべての適応症を対象として本製剤の国内における独占販売権とアジア地域9か国の優先交渉権を付与し、契約一時金のほか開発進捗状況により一時金を受領するとともに、上市後は売上高に連動した一定のランニングロイヤリティおよび売上高の目標達成に応じた一時金を受領することとしております。また、当社は臨床試験用および市販用の製剤を製造し、同社に有償供給することとしております。 |
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | 大塚製薬株式会社 |
契約書名 | CD19CAR共同開発及び販売に関する契約書 |
契約締結日 | 2018年4月9日 |
契約期間 | 2018年4月9日から、契約所定の事由により解約されない限り、販売終了時点まで。 |
主な 契約内容 | 当社と大塚製薬株式会社は、CD19CARを用いた遺伝子治療剤(TBI-1501、以下、「本製剤」という。)の開発を国内において協力して実施いたします。当社は、同社に対し、すべての適応症を対象として本製剤の国内における独占販売権とアジア地域9か国の優先交渉権を付与し、契約一時金のほか開発進捗状況により一時金を受領することとしております。また、当社は臨床試験用および市販用の製剤を製造し、同社に有償供給することとしております。 |
(3)販売契約
契約会社名 | タカラバイオ株式会社(当社) |
相手方名 | 株式会社エービー・サイエックス |
契約書名 | Distributorship Agreement |
契約締結日 | 2011年4月15日 |
契約期間 | 2011年4月1日から2013年3月31日まで (注)期間満了の6ヶ月前までにいずれかの当事者により書面による更新拒絶の申し入れのない場合には、本契約は自動的に更に満1年間更新されるものとし、以後も同様の扱いとなります。ただし、当社は、時期のいかんに拘わらず株式会社エービー・サイエックスに対し書面による6ヶ月前の通知をもって本契約を解約することができ、また同社は、当社に6ヶ月前の書面による通知をもって本契約を解約することができることとなっております。 |
主な 契約内容 | 当社は、AB SCIEX LLCの質量分析装置を国内において非独占的に販売する権利の許諾を受けております。また、当社は競合製品の販売を禁止されております。 |
(4)会社分割および事業譲渡
当社は、2018年9月20日開催の取締役会において、当社グループが行う健康食品事業を、会社分割の方法により、シオノギヘルスケア株式会社に承継することを決議し、同日付けで吸収分割契約を締結いたしました。なお、当該契約に基づく会社分割は、2019年1月1日に完了いたしております。
また、2018年12月17日開催の取締役会において、当社グループが行うキノコ事業を、株式会社雪国まいたけに事業譲渡することを決議し、同日付けで事業譲渡契約を締結いたしました。なお、当該契約に基づく事業譲渡は、2019年3月1日に完了いたしております。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」および「2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」にそれぞれ記載のとおりであります。