有価証券報告書-第75期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/29 13:28
【資料】
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【項目】
121項目

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態および経営成績の異常な変動に係るもの
①当社グループ(当社および連結子会社)の当連結会計年度末の有利子負債は58億5千8百万円であり、現状は
低金利が続いているものの金利の上昇による業績へのリスクがあります。毎期収益弁済による有利子負債の
圧縮を継続するとともに、適宜、固定金利での資金調達を実施しております。
②当社は、確定給付企業年金制度を設けており、退職給付債務の算定方法として、直近の年金財政計算上の数
理債務を退職給付債務とする簡便法を採用しております。このため、確定給付企業年金の年金資産の運用損
益により退職給付費用の金額が増減し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)特定の取引先等で取引の継続性が不安定であるものへの高い依存度に係るもの
①当社グループは主として中国を含むアジア地域に資本投下を集中させておりますので、当該地域での政治、経
済の混乱、予期しない法規制等があった場合、当社グループの生産、販売活動に重大な支障が発生する可能性
があり、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。このため、特定の事業
に依存するのではなく、自動車関連資材、化学品、機械設備、アパレルといった多様な事業展開によりリスク
を分散するとともに、当社グループ内での情報収集に努め、重要な情報は共有することで危険を未然に回避す
るように努めております。
②当社グループの当連結会計年度における不動産賃貸事業の売上高は、主として東京都港区所在のKOSENビルの
「一棟貸し」による賃貸収入であり、2023年3月末まで賃貸借契約を締結しているものの、永続的で安定的な
賃貸借関係が保証されているものではありません。
KOSENビルについては資産価値の維持向上に継続的に努めております。