半期報告書-第72期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2014/12/19 10:31
【資料】
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【項目】
89項目

研究開発活動

当社グループの開発する照明器具や家具は、人々の生活を健康で快適にし、心をゆたかにする生活必需品である一方、資源消費やエネルギー消費という環境負荷を生み出す側面も併せ持っています。当社グループはこれら製品の特性に配慮しながら、生活文化の向上と地球環境保全に寄与するための研究開発活動を進めております。
当中間連結会計期間における研究開発費は照明セグメントにおいては50百万円、家具セグメントにおいては21百万円となり、総額は71百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) 照明事業
① BEMSに対応するDALI信号方式の照明制御電源の開発による製品化を実施しました。無線での制御システムの研究開発については協業会社との協同開発を推進しました。
② 用途に応じたCOBモジュールの採用により、光品質を追求した製品を実現しました。
③ 電灯線のみでの調光・調色制御技術の開発やLEDの複合モジュールの研究開発により色温度変換や擬似白熱調光と複数配光のLED照明器具の実現に取組みました。
④ 有機ELの電源技術の研究開発とデザインの検討を継続し、実用化を推進しました。
(2) 家具事業
学習家具事業では、ニューモデルにおいて「より機能的に」「より個性的に」「より新しく」の基本コンセプトを継承し、2014年型で推し進めてきた『ウッディデスク群』と『カジュアルデスク群』のポジショニングを深耕し、ルーム化対応に向け商品構成の更なる充実に努めました。
① 学習家具のコーディネート性のアップと男女でデザインを差別化
② 子供部屋のトータル提案、ベッドやシェルフなど周辺商品を充実
③ システムデスク群ではデザイン、機能を刷新
④ 全デスクにランドセルハンガー(特許申請中)を搭載
⑤ デスクの拡張天板機能の採用機種を拡充
⑥ 木製椅子に座面スライド機能を付加
⑦ システムデスク、ベッドに安心手摺り機能を付加
シニア向け事業では、拡大する高齢化対象市場に対して、家具ルート向けには「プラス1」の商品開発に、介護ルート向けにはJIS・非課税商品に集中して開発を進めました。