有価証券報告書-第99期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/30 14:35
【資料】
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【項目】
132項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は3,998億57百万円(前期比13.4%減)となりました。売上高につきましては、原油価格の下落により石油製品の売上高が減少したことや当期に情報子会社を売却しその売上げがなくなったことなどから減収となりました。
営業利益は、203億68百万円(前期比15.1%増)となり、経常利益は209億13百万円(前期比9.6%増)となりました。営業利益、経常利益につきましては、ゴンドラ事業の利益が伸びたことや前期赤字だった情報子会社を売却しその赤字がなくなったこと、また会計上の見積り変更などにより貸倒費用の戻入が33億19百万円発生したことなどから、前期と比べて増益となりました。
特別損益におきましては、特別利益として1億82百万円計上し、特別損失としてのれんと工場設備の減損処理など9億59百万円計上いたしました。
この結果、税金等調整前当期純利益は201億35百万円(前期比7.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は113億35百万円(前期比6.6%増)となりました。
なお、当事業年度におきまして、市場買付により自己株式を671,400株(取得価額総額19億50百万円)取得いたしました。
セグメントの業績は、次の通りであります。
<情報システム関連事業>情報システム関連事業におきましては、売上高は266億88百万円(前期比29.8%減)となり、営業利益は23億27百万円(前期比26.7%増)となりました。
売上高につきましては、前期に情報子会社を売却しその売上げがなくなったことやSI部門と物販部門の売上減などにより減収となりました。営業利益につきましては、前期赤字だった情報子会社を売却しその赤字がなくなったことなどにより増益となりました。
当事業部門につきましては、今後も引き続きサービスやソフトウェア、インターネット関連などの利益率の高い事業や、ストックビジネスなどの安定した事業を伸ばしていく方針であります。
<企業サプライ関連事業>企業サプライ関連事業におきましては、売上高は2,685億7百万円(前期比12.3%減)となり、営業利益は171億57百万円(前期比14.1%増)となりました。
売上高につきましては、石油製品の販売数量は前期比微減でありましたが、石油製品価格の下落により減収となりました。営業利益につきましては、ゴンドラ事業のレンタル部門が伸びたことや貸倒費用の戻入が発生したことなどから増益となりました。
当事業部門の主力商品であるセメントの国内需要(2015/3期:数量ベース:セメント協会)は、人手不足による工事の遅れなどにより前期比4.1%減と出荷数量の減少が続いております。当期も需要の減少が続く厳しい環境となることを予想しております。また、ガソリン、軽油、灯油、A重油の4油種の国内需要(2015/3期:数量ベース:経済産業省)は、前期比4%前後の減少が続いておりますが、今後も数量の減少は続く見通しであり、次期も厳しい環境となることを予想しております。
<生活・地域サービス関連事業>生活・地域サービス関連事業におきましては、売上高は1,046億61百万円(前期比11.1%減)となり、営業利益は30億83百万円(前期比3.0%増)となりました。
売上高につきましては、ガソリンなど石油製品価格の下落により減収となりました。営業利益につきましては、インターネット関連の事業が伸びていることや、介護事業の収益が改善してきたことなどから増益となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、156億69百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、26億15百万円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローは、49億8百万円の支出となりました。
この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて76億68百万円増加し538億92百万円となりました。