四半期報告書-第64期第1四半期(平成26年3月21日-平成26年6月20日)

【提出】
2014/08/04 9:44
【資料】
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【項目】
25項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等により企業収益が徐々に改善され、全体としては緩やかな回復基調となりました。
当社グループの属する衣服・身の回り品業界におきましては、高額商品を中心に消費税率引上げ前の駆け込み需要はあったものの、4月以降の反動減や消費者の節約志向もあり、先行き不透明な状況で推移しました。
このような経営環境の中で、当社グループは事業構造改革を推し進めた結果、人件費を中心とした固定費圧縮等により大幅なコスト削減を実現いたしました。また、主力の卸売業において売場再編成を行い、次世代ミセスの提案フロアを新設するなど、強みである婦人商品群に特化し営業力強化を図っております。さらに、売場再編成にて生じた空きフロアの外部賃貸及び賃貸先との協業による海外販売等の施策についても順調に推移しております。
売場規模の縮小等により当四半期の業績は前年同期実績を下回っておりますが、全社をあげての事業構造改革の推進により利益体質への改善が図られ、各段階利益においては当初計画どおりに推移いたしました。
以上の結果、当社グループ全体の当連結会計年度の売上高は39億83百万円(前年同四半期比17.1%減)、営業利益は87百万円(同31.6%減)、経常利益は56百万円(同42.3%減)、四半期純利益は54百万円(同38.5%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(卸売事業)
当社並びに株式会社グローバルルートを合算した売上高は、39億33百万円(同17.2%減)、営業利益は87百万円(同34.0%減)となりました。
(小売事業)
関東地区で小売業を営む株式会社サンマールの売上高は49百万円(同4.2%減)、営業損失は0百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間の総資産は123億64百万円となり、前連結会計年度末に比べて40百万円増加いたしました。これは主として受取手形及び売掛金が2億43百万円、商品が2億3百万円増加する一方で、現金及び預金が3億55百万円減少したことによるものであります。
負債合計は102億40百万円となり、前連結会計年度末に比べて47百万円減少いたしました。これは主として短期借入金が2億21百万円増加する一方で、長期借入金が1億81百万円、事業構造改善引当金が1億50百万円減少したことによるものであります。
純資産は21億24百万円となり、前連結会計年度末に比べて87百万円増加いたしました。これは主として利益剰余金が54百万円増加したことなどによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。