有価証券報告書-第50期(平成26年4月1日-平成26年9月30日)

【提出】
2014/12/25 9:41
【資料】
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【項目】
105項目

業績等の概要

(1)業績
当社は、当連結会計年度より決算期を3月から9月に変更しております。これに伴い、当連結会計年度は6ヶ
月間の変則決算となることから、対前期増減については記載しておりません。(以下同様)
当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税後の反動により個人消費に弱い動きが見られましたが、政府の経済政策により緩やかな回復で推移いたしました。
自動車業界におきましては、新車登録台数(軽自動車を除く)は約146万台(前年同期比96.3%)、軽自動車の新車販売台数は約100万台(前年同期比98.5%)となり、前年同期比を下回る実績となりました。また、中古車登録台数においては、約173万台(前年同期比93.6%)にとどまりました。
オートオークション業界におきましては、消費税増税前に発生した下取・買取の中古車が増加、また暦の関係による開催数の増加に伴い出品台数、成約台数共に増加いたしましたが成約率は減少致しました。
このような状況の中で当社グループは、地域のお客様に繰り返しご利用いただける環境を整える為、店舗名称を「8710」から「BIGMOTOR」へ変更し、当社の親会社である株式会社ビッグモーターと相互に全国展開を躍進させるため、タレント契約を行いテレビCM、ラジオ等に394百万円支出致しました。
また、平成26年8月に滋賀県彦根市のビッグモーター彦根店に県内最大級の鈑金塗装整備工場を敷地面積拡大とともにオープンし、当社の子会社である株式会社ビ-エムハナテンにおいても平成26年7月に京都府木津川市に車検整備工場併設型店舗ビッグモーター木津川店、平成26年8月に三重県伊賀市に大型複合施設では初の車検整備工場併設型店舗ビッグモーターイオンタウン伊賀上野店を出店致しました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は21,217百万円、営業利益は301百万円、経常利益219百万円、当期純利益108百万円となりました。個別の業績は売上高20,965百万円、営業利益348百万円、経常利益271百万円、当期純利益187百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①販売関連
販売関連は、消費税増税による駆け込み需要の反動減による影響もあり小売販売台数は減少傾向にありましたが、新規出店の影響等もあり上昇傾向に推移し、当期の自動車販売台数は22,067台となりました。また販売台数の増加に伴い車検を中心に取扱台数が増加致しました。この結果、販売関連の売上高は20,634百万円となり、セグメント利益は766百万円となりました。
②手数料関連
手数料関連は、中古自動車の発生源である新車販売市場の反動減もあり、オートオークション事業では出品台数は60,370台、成約率は50.9%となりました。フランチャイズ事業では契約数が30店舗と前期より1店舗増加いたしました。この結果、手数料関連の売上高は601百万円、セグメント利益は176百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ510百万円減少の5,142百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、営業活動による資金の増加は、1,015百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益193百万円、たな卸資産の減少が1,125百万円、仕入債務の減少が265百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、投資活動による資金の減少は、1,356百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が1,227百万円、差入保証金の差入による支出が100百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、財務活動による資金の減少は、169百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が1,875百万円、長期借入れによる収入が1,200百万円、配当金の支払額による支出が197百万円あったこと等によるものであります。