有価証券報告書-第51期(平成26年10月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/12/25 11:37
【資料】
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【項目】
108項目

業績等の概要

(1)業績
当社は、平成26年9月期より決算期を3月から9月に変更しております。これに伴い、平成27年9月期に対応する前連結会計年度との業績の比較について記載しておりません。(以下同様)
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策などを背景に設備投資の増加や雇用環境の改善により緩やかな回復基調で推移いたしました。また、個人消費については一部持ち直しが見られるものの、回復ペースは緩慢な状況が続いております。
自動車業界におきましては、平成27年1月から9月までの累計で、新車登録台数(軽自動車を除く)は約243万台(前年比94.3%)、軽自動車の新車販売台数は約147万台(前年比84.9%)、中古車登録台数は約282万台(前年比98.5%)となり、軽自動車においては増税の影響もあり9カ月連続の前年割れとなりました。(日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会調べ)
オートオークション業界におきましては、新車販売の低迷により下取車不足が続いており、出品台数が伸び悩む中、オークション相場の上昇や成約台数の増加が続く結果となりました。
このような状況の中で、当社グループは「自社で販売する車を自社で買い取る」というシンプルな流通構造を充実させるべく、販売網の拡大と更なるアフターメンテナンスの充実に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は49,560百万円、営業利益は2,517百万円、経常利益2,414百万円、当期純利益1,510百万円となりました。個別の業績は売上高42,711百万円、営業利益2,233百万円、経常利益2,166百万円、当期純利益1,366百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①販売関連
販売関連では、サービス工場併設型店3店舗(神戸北店、福井店、徳島上板店)、サービス工場1拠点(イオンモールかほく店)、買取専門店9店舗を開設いたしました。小売販売台数が20,011台、業販台数が31,025台となり、当期の自動車販売台数は合わせて51,036台となりました。
その結果、販売関連の業績は売上高48,393百万円、セグメント利益3,308百万円となりました。
②手数料関連
手数料関連では、オートオークション事業での出品台数が117,554台、成約率58.2%となりました。フランチャイズ事業では契約店舗数が25店舗となりました。
その結果、手数料関連の業績は売上高1,210百万円、セグメント利益405百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ2,554百万円増加の7,697百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、営業活動による資金の増加は、2,585百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,787百万円、減価償却費557百万円、有形固定資産除売却損が623百万円あったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、投資活動による資金の減少は、1,679百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が2,171百万円、有形固定資産の売却による収入が735百万円あったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、財務活動による資金の増加は、1,647百万円となりました。これは主に株式の発行による収入が1,955百万円、配当金の支払額による支出が123百万円あったこと等によるものであります。