有価証券報告書-第44期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/30 13:48
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【項目】
116項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、円安・株高の進行に伴う企業収益の改善に加え、企業の設備投資や個人消費、輸出などに幅広く持ち直しの動きが見られ、景気は緩やかな回復基調となりました。
一方、半導体市場は、WSTS(世界半導体市場統計)の2013年秋季予測によれば、世界全体で2013年は前年比4.4%増、初の3,000億ドル台の市場規模に到達する見込みであります。日本市場は同4.3%増と、春季のマイナス成長予測から大きく上方修正され、2012年のマイナス成長からプラス成長に転換いたしました。
このような状況下、業績の大宗を占める単体の売上は、メモリ大口先である情報機器向けが大幅に増加したほか、主力のFA製造装置・計測器やモーター制御など産業機器向けが幅広く順調に推移しました。一方、衛星関連向けや商社向けなどが減少しましたが、全体の売上では前年比15.9%増となりました。
連結子会社の売上は、海外では、香港が商流獲得などの効果で大幅に増加し、その他のアジア及び米国も堅調でした。国内では産業機器向けが順調な推移で、子会社合計の売上は前年を上回りました。
その結果、当連結会計年度の売上高は473億87百万円(前連結会計年度比16.9%増)、営業利益は11億47百万円(同45.8%減)、経常利益は20億28百万円(同26.4%減)、当期純利益は14億63百万円(同13.4%減)となりました。
品目別売上高につきましては、個別半導体は産業機器向けの増加などにより19億5百万円(前連結会計年度比24.0%増)、主力の集積回路は情報機器向け、産業機器向けなどの増加により426億4百万円(同16.3%増)、機器機構品は14億88百万円(同27.6%増)、システム製品は4億73百万円(同0.7%増)、その他が9億14百万円(同21.9%増)となりました。
なお、当社グループは、電子部品等販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末比36億44百万円減少の91億63百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロ-は、税金等調整前当期純利益23億67百万円に対し、売上債権の増加33億75百万円、法人税等の支払11億76百万円、たな卸資産の増加8億93百万円、未収入金の増加5億95百万円、仕入債務の増加11億20百万円を主因として、25億68百万円の支出となりました(前連結会計年度は21億86百万円の収入)。
投資活動によるキャッシュ・フロ-は、有価証券・投資有価証券の取得による支出104億81百万円、有価証券・投資有価証券の売却及び償還による収入99億33百万円を主因として、5億47百万円の支出となりました(前連結会計年度は2億80百万円の支出)。
財務活動によるキャッシュ・フロ-は、長期借入金の返済による支出22億75百万円、配当金の支払6億97百万円、長期借入れによる収入21億円を主因として、6億18百万円の支出となりました(前連結会計年度は12億22百万円の支出)。
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