有価証券報告書-第49期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 12:02
【資料】
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【項目】
107項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策の効果や輸出環境の改善等により、景気は緩やかな回復
基調で推移しているものの、個人所得の伸び悩みや円安影響に起因する物価上昇を受けており、当社グループの属する
宝飾業界においては消費者マインドの改善が期待されております。
当社の海外子会社維真珠宝(上海)有限公司は、中国上海の百貨店において、第9号店まで店舗展開するとともに卸
販売も積極的に行ってまいりました。
一方、当社の子会社株式会社バージンダイヤモンドが展開するダイヤモンド事業では、テレビショッピングQVCに
出演するとともに、インターネット販売に加え、本社ビル1Fのバージンダイヤモンドショールームにおいてブライダ
ルジュエリー等の販売を行ってまいりました。
他方、当社の海外子会社公開型株式会社サハダイヤモンド(ロシア)においては、自社研磨による原石加工販売を行っております。
なお、当社の子会社株式会社サハダイヤモンド・トレーディングは、商社機能を持っており、各種商品を扱うことができます。
加えて、当連結会計年度より、不動産賃貸事業(本社ビルのテナント貸出等)に進出しております。
この結果、当連結会計年度の業績については売上高3,477百万円(前年同期比16.5%増)、営業損失は臨時株主総会による支出等があったため12百万円(前年同期は営業損失825百万円)、為替差損50百万円の発生等により経常損失は63百万円(前年同期は経常損失659百万円)、少数株主利益682百万円の発生等により当期純損失760百万円(前年同期は当期純損失966百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、不動産賃貸事業(本社ビルのテナント貸出等)に進出いたしました。
これにより、報告セグメントの区分を不動産賃貸事業として、新たに追加しております。
また、前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後の事業区分に組み替えた数値で比較しております。
(海外事業)
中国における宝飾品販売は、百貨店、卸販売等が好調に推移したことから、1,386百万円(前年同期比151.5%増)、セグメント利益は43百万円(前年同期比537.7%増)となりました。
(ダイヤモンド事業)
日本のダイヤモンド事業では、バージンダイヤモンドショールームにおける販売が好調に推移したものの、インターネット販売等が不調だったことから、売上高は274百万円(前年同期比25.7%減)、セグメント利益は51百万円(前年同期はセグメント損失74百万円)となりました。
(ダイヤモンド研磨事業)
当社の海外子会社公開型株式会社サハダイヤモンド(ロシア)の売上高は1,776百万円(前年同期比5.7%減)、セグメント利益は56百万円(前年同期はセグメント損失92百万円)となりました。
(トレーディング事業)
トレーディング事業の売上高はなく(前年同期は155百万円)、セグメント損失は0百万円(前年同期はセグメント損失493百万)となりました。
(不動産賃貸事業)
不動産賃貸事業(本社ビルのテナント貸出等)の売上高は40百万円(前年同期比57.4%増)、セグメント損失は5百万円(前年同期はセグメント損失2百万円)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
項目前連結会計年度
(平成24.4.1~平成25.3.31)
当連結会計年度
(平成25.4.1~平成26.3.31)
増減
営業活動による連結キャッシュ・フロー△461百万円△341百万円119百万円
投資活動による連結キャッシュ・フロー△43百万円△14百万円29百万円
財務活動による連結キャッシュ・フロー119百万円△15百万円△135百万円
現金及び現金同等物期末残高683百万円335百万円△347百万円

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較して347
百万円減少して335百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の減少は341百万円(前期は461百万円の減少)となりました。これは主に前渡金の減少による増加が107百万円あったものの、売上債権の増加による減少が367百万円、たな卸資産の増加による減少が106百万円
あったこと等によるものです。
(投資活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は14百万円(前期は43百万円の減少)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出が9百万円あったこと等によるものです。
(財務活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は15百万円(前期は119百万円の増加)となりました。
これは主に短期借入金の純減額が15百万円あったこと等によるものであります。