有価証券報告書-第73期(平成26年6月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/08/20 14:03
【資料】
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【項目】
117項目

研究開発活動

当社グループは長年のLSI及びソフトウエアの開発により蓄積された技術力をベースに、無線通信分野を中心に他社製品との差別化を図ったオリジナルバリュー製品をご提供できるよう、研究開発活動を展開しております。
当連結会計年度における研究開発費は76百万円であり、主な研究開発活動につきましては、次のとおりであります。
2020年東京オリンピックを控え、電子マネー、クレジット等の決済カードにEMV(EuroPay、MasterCard、Visa protcol)規格を含め電子マネー(FeliCa、Mifear等)マルチカードの要求が高まっており、2014年より非接触カードの製品化を目標とし、各市場向けに3品種の研究開発活動を実施しております。
Type-A・・・接触型R/W-UNIT、電子ロック(鍵)を考慮したカードサイズ1/2の小型製品
Type-B・・・自動販売機、MFP等の産業用機器向けのカードサイズ製品
Type-EMV・・・ATM、POS等の次世代EMV非接触化+電子マネーのマルチR/W
上記3品種とも試作評価を実施し量産性能が確認出来た状況にあり、2015年度上期より国内外メーカー向けに評価サンプル品を出荷し、2015年11月量産開始に向け活動しております。
<絶縁監視装置ソリューション>日本を含めた11か国で特許取得済みで画期的なTrueR技術(漏洩電流(Io)を危険な電流(Igr)とおとなしい電流(Igc)に分離測定できる技術)を保有したSoBrain社との協業により、漏電による火災、感電事故の抑制に大きく貢献できる絶縁監視ソリューションの製品化に向けた研究開発活動を実施しております。まず絶縁監視装置の開発をスタートさせ、インバーターやモーター等の各種機器を監視できるモジュール開発への展開を図って参ります。
(特長)
漏電検知精度が高い
絶縁劣化の予兆監視が可能
漏電検知の誤報が少ない