業績予想の修正に関するお知らせ
- 【提出】
- 2017年1月16日 15:00
- 【資料】
- 業績予想の修正に関するお知らせ
- 【修正】
- 業績
勘定科目 | 自 2016年1月1日 至 2016年12月31日 |
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業績予想の修正について | |
売上高 | |
前回予想 | 33,000 |
予想 | 33,543 |
増減額 | 543 |
増減率 | +1.6% |
前期実績 | 28,841 |
営業利益 | |
前回予想 | 330 |
予想 | 505 |
増減額 | 175 |
増減率 | +53% |
前期実績 | 1,361 |
経常利益 | |
前回予想 | 300 |
予想 | 243 |
増減額 | -57 |
増減率 | -19% |
前期実績 | 1,144 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | |
前回予想 | 175 |
予想 | 96 |
増減額 | -79 |
増減率 | -45.1% |
前期実績 | 674 |
1株当たり当期純利益 | |
前回予想 | 15.98 |
予想 | 8.8 |
前期実績 | 61.16 |
業績予想修正の理由
通期業績予想につきましては、売上高はFPGA(※1)が計測機器、医療機器、産業機器向けに想定よりも減少したものの、海外メーカー向けのメモリ製品の販売が大幅に増加したことにより、前回発表の業績予想を上回って推移しました。
利益面につきましては、収益性の高いデザインサービス事業において受託開発案件が来期にずれ込んだこと等により売上高が見通しを下回ったことで利益が減少しました。一方、当社が仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権(※2)の評価額減少を含む為替レート変動による利益への影響額について、前回発表時(平成28年8月3日)には△785百万円と見込んでおりましたが、平成28年11月からドル円相場が大幅に円安に進行したことで同影響額が△529百万円に縮小しました。また、販売費及び一般管理費については、当初計画よりも人員増加が緩やかであったこと、利益水準が低くなることが見込まれていたため経費節減に努めたこと等により、見通しを下回って推移しました。この結果、営業利益は業績予想を上回って推移しました。
一方、経常利益につきましては、直近のドル円相場の急速な円安進行により、買掛金の支払いの際のドル調達額が増加したため為替差損が発生しました。これにより経常利益は業績予想を下回って推移しました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、グループ会社における利益の低下に伴い、繰延税金資産の取り崩し等を実施したことにより、業績予想を下回って推移しました。(※1)FPGA(Field Programmable Gate Array):FPGAはPLD(Programmable Logic Device)の一種であり、設計者が手元で変更を行いながら論理回路をプログラミングできるLSIのことです。(※2)仕入値引ドル建債権仕入値引ドル建債権は、一部の主要仕入先との取引方法において発生します。量産案件において特価を提示する場合、実際の仕入値の減額ではなく、当社がお客様に製品を出荷したことを仕入先に報告することによって、仕入先から仕入値の減額相当分の値引債権が発行されます。この値引債権がドル建であるため、為替相場の変動によりドル建債権の評価額が増減します。評価額の増減については、半導体製品の値決め時の為替レートと納入時の為替レートの差により発生するため、ドル円相場が円高に進行する際には評価額がマイナスになり、特に為替変動が急速である場合には評価額の減少が大きくなります。
上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により上記予想数値と異なる場合があります。