有価証券報告書-第65期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、本項に記載した将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たりましての重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済・金融政策により株価の回復・円安が進み、景気は緩やかな回復の兆しが見られるものの、輸入原材料等の価格上昇を背景とした国内物価への上昇圧力や消費税率の引き上げ後の個人消費低迷等、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの属する和装業界におきましても、市場縮小傾向に下げ止まりの兆しは見られるものの、引き続き厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループは、事業部門間の取扱商品の相乗効果による販売の強化や積極的な新ブランド等の商品開発、販売チャンネルの拡充を図るとともに、販売促進企画の提案や催事展開の効率化、固定費の削減など営業効率の改善に努めてまいりました。
結果といたしまして、当連結会計年度の売上高は9,256百万円と前年同期比540百万円(5.5%)の減少、営業損失は125百万円(前年同期は148百万円の営業利益)、経常損失は128百万円(前年同期は146百万円の経常利益)、当期純損失は122百万円(前年同期は142百万円の当期純利益)となりました。
なお、前年同期は破産者株式会社たけうちよりの配当額268百万円が貸倒引当金戻入額として含まれており、その影響で営業利益、経常利益及び当期純利益が同額それぞれ増加しております。
なお、セグメント別の概況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 4事業等のリスク」に記載しております。
(4)経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略の現状と見通しといたしましては、当社グループの属する市場の景気低迷もあり、当連結会計年度は営業損失、経常損失及び当期純損失を計上する状況であるため、安定的・継続的に利益を計上できる体制への転換と強固な財務体質の構築が必要であると考えています。
当社グループでは、安定した利益計上体制の構築を目指すべく、コンプライアンスと企業倫理の下、売上拡大を目指し事業部門取扱商品の相乗効果による販売強化、商品管理並びに費用対効果の管理の徹底を柱とした収益力強化に取り組むとともに、現状の財務内容を鑑み、経営資源の見直しによる更なる有利子負債の縮減等資産効率の向上を図ることにより、事業効率の一層の改善を進め、業績と経営基盤の安定に向けて鋭意努力してまいる所存でおります。
(5)経営指標について
当社グループにおきましては、経営効率の改善をテーマに、財務体質の健全化と将来の金利負担軽減を図るべく有利子負債の縮減に取組んでおります。なお、最近5ヶ年の数値につきましては、「第1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移 (1)連結経営指標等」をご参照ください。
また、最近5ヶ年の有利子負債の数値につきましては次のとおりであります。
(注)短期借入金には1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。
(6)資本の財政及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、938百万円となり、前年同期比138百万円の減少となりました。当社は、財務内容の安定と金利リスク縮小を目的に営業活動により得られた資金を有利子負債の返済原資とすることを基本にいたしております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの内容につきましては「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営者の問題認識と今後の方針といたしましては、当社グループの属する市場の景気低迷もあり、当連結会計年度は営業損失、経常損失及び当期純損失を計上する状況であるため、安定的・継続的に利益を計上できる体制への転換と強固な財務体質の構築が必要であると考えています。
当社グループでは、安定した利益計上体制の構築を目指すべく、コンプライアンスと企業倫理の下、売上拡大を目指し事業部門取扱商品の相乗効果による販売強化、商品管理並びに費用対効果の管理の徹底を柱とした収益力強化に取り組むとともに、現状の財務内容を鑑み、経営資源の見直しによる更なる有利子負債の縮減等資産効率の向上を図ることにより、事業効率の一層の改善を進め、業績と経営基盤の安定に向けて鋭意努力してまいる所存でおります。
なお、本項に記載した将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たりましての重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済・金融政策により株価の回復・円安が進み、景気は緩やかな回復の兆しが見られるものの、輸入原材料等の価格上昇を背景とした国内物価への上昇圧力や消費税率の引き上げ後の個人消費低迷等、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの属する和装業界におきましても、市場縮小傾向に下げ止まりの兆しは見られるものの、引き続き厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループは、事業部門間の取扱商品の相乗効果による販売の強化や積極的な新ブランド等の商品開発、販売チャンネルの拡充を図るとともに、販売促進企画の提案や催事展開の効率化、固定費の削減など営業効率の改善に努めてまいりました。
結果といたしまして、当連結会計年度の売上高は9,256百万円と前年同期比540百万円(5.5%)の減少、営業損失は125百万円(前年同期は148百万円の営業利益)、経常損失は128百万円(前年同期は146百万円の経常利益)、当期純損失は122百万円(前年同期は142百万円の当期純利益)となりました。
なお、前年同期は破産者株式会社たけうちよりの配当額268百万円が貸倒引当金戻入額として含まれており、その影響で営業利益、経常利益及び当期純利益が同額それぞれ増加しております。
なお、セグメント別の概況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 4事業等のリスク」に記載しております。
(4)経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営戦略の現状と見通しといたしましては、当社グループの属する市場の景気低迷もあり、当連結会計年度は営業損失、経常損失及び当期純損失を計上する状況であるため、安定的・継続的に利益を計上できる体制への転換と強固な財務体質の構築が必要であると考えています。
当社グループでは、安定した利益計上体制の構築を目指すべく、コンプライアンスと企業倫理の下、売上拡大を目指し事業部門取扱商品の相乗効果による販売強化、商品管理並びに費用対効果の管理の徹底を柱とした収益力強化に取り組むとともに、現状の財務内容を鑑み、経営資源の見直しによる更なる有利子負債の縮減等資産効率の向上を図ることにより、事業効率の一層の改善を進め、業績と経営基盤の安定に向けて鋭意努力してまいる所存でおります。
(5)経営指標について
当社グループにおきましては、経営効率の改善をテーマに、財務体質の健全化と将来の金利負担軽減を図るべく有利子負債の縮減に取組んでおります。なお、最近5ヶ年の数値につきましては、「第1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移 (1)連結経営指標等」をご参照ください。
また、最近5ヶ年の有利子負債の数値につきましては次のとおりであります。
決算年月 | 平成23年3月期 | 平成24年3月期 | 平成25年3月期 | 平成26年3月期 | 平成27年3月期 | |
総資産額 A | (百万円) | 11,492 | 11,111 | 10,336 | 9,682 | 9,602 |
短期借入金 | (百万円) | 4,212 | 3,928 | 1,756 | 1,201 | 1,258 |
1年内償還予定の社債 | (百万円) | - | - | 58 | 58 | 58 |
社債 | (百万円) | - | - | 203 | 145 | 87 |
長期借入金 | (百万円) | 9 | - | 421 | 299 | 292 |
リース債務(1年以内に返済予定のものを含む。) | (百万円) | 38 | 26 | 21 | 9 | 70 |
有利子負債合計 B | (百万円) | 4,260 | 3,954 | 2,460 | 1,713 | 1,766 |
有利子負債依存度 B÷A | (%) | 37.08 | 35.59 | 23.80 | 17.69 | 18.40 |
(注)短期借入金には1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。
(6)資本の財政及び資金の流動性についての分析
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、938百万円となり、前年同期比138百万円の減少となりました。当社は、財務内容の安定と金利リスク縮小を目的に営業活動により得られた資金を有利子負債の返済原資とすることを基本にいたしております。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの内容につきましては「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営者の問題認識と今後の方針といたしましては、当社グループの属する市場の景気低迷もあり、当連結会計年度は営業損失、経常損失及び当期純損失を計上する状況であるため、安定的・継続的に利益を計上できる体制への転換と強固な財務体質の構築が必要であると考えています。
当社グループでは、安定した利益計上体制の構築を目指すべく、コンプライアンスと企業倫理の下、売上拡大を目指し事業部門取扱商品の相乗効果による販売強化、商品管理並びに費用対効果の管理の徹底を柱とした収益力強化に取り組むとともに、現状の財務内容を鑑み、経営資源の見直しによる更なる有利子負債の縮減等資産効率の向上を図ることにより、事業効率の一層の改善を進め、業績と経営基盤の安定に向けて鋭意努力してまいる所存でおります。