このような外部環境のもとで、当社グループは、売電事業においては、特に強風期となる下半期に向けて、安定した発電量を確保するため風力発電設備の適切なメンテナンスを行っておりますが、上半期の風況の悪さに加え、経年劣化や自然事故等による故障に伴う稼働停止もあり、設備利用率の低下を余儀なくされました。一方、開発事業においては、引き続き固定価格買取制度に基づく経済産業省の設備認定を導入促進期間内に取得し、現在の買取価格(税抜22円/kWh)の適用を受けられるよう新規風力発電所の開発を進めております。このような風力発電所の早期稼働を目指し、平成26年12月には、風力開発株式会社が、秋田県で開発を進めております若美風力開発株式会社の株式の一部をRESジャパン株式会社に譲渡すると共に共同事業化とすることとなりました。新規風力発電所の開発案件につきましては、引き続き他の企業等との共同事業化や譲渡等による収益拡大を目指してまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高4,807百万円(前年同四半期比11.5%減)、営業損失437百万円(前年同四半期は318百万円の営業利益)、経常損失949百万円(前年同四半期は17百万円の経常損失)、四半期純損失1,175百万円(前年同四半期は269百万円の四半期純損失)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
2015/02/12 15:53