有価証券報告書-第29期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/13 10:13
【資料】
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【項目】
121項目

研究開発活動

当社グループは、主としてログハウス等のキット製造及び販売等のサービスを提供しており、商品の開発にかかるコンセプト並びにデザインをBI本部が担当し、研究開発を技術本部にて行っております。
当連結会計年度の研究開発活動におきましては、商品開発のスタンスとして「ハードは競争、ソフトは我が道!」を掲げ、当社商品の特徴である『自然を身近に感じながら、大らかに過ごせる暮らし方』をより深めた商品群の開発に力を注いでおります。「ログハウス」と「エポックス」の2つのカテゴリーで、計7つの商品シリーズを展開し、それぞれの個性を強めて差別化を図ることに注力しております。
新商品の開発におきましては、新モデルを開発し市場拡大を目指すとともに、継続モデルにおいても付加価値を高める新仕様を取り入れております。研究開発においては、当社住宅性能の基本方針である「丈夫で長もち」、「健康で快適」、「環境への配慮」を実現し、高次元にバランスすべく技術の開発を進めております。
当連結会計年度の主な活動は次の通りであり、研究開発費の総額は、157百万円であります。
(1)商品開発
・ワンダーデバイス10周年の節目の年へ向けて、新しいガジェット(注)を開発しております。吹抜けを天井まで貫く巨大なハシゴ付き本棚など、過去に無いスケールのアイテム群を設定し、顧客が選択できるワンダーデバイスの成約特典としました。
(注)ガジェット
BESSの家に似合う、遊び心あふれたアイテム群。希少性あるBESSセレクトの家具、面白アイテムや、BESSオリジナル開発のアイテムで構成されております。
・新築住宅商品の付加価値アップとして、省エネ・快適性能をアップさせました。断熱性能の強化と設備仕様の強化により、より夏涼しく冬暖かな暮らしが実現できる住まいへと進化させています。特に、温暖地では、業界に先駆けて、低炭素住宅認定制度(注)に対応する断熱・設備仕様を標準で設定しております。
(注)低炭素住宅認定制度
温室効果ガスであるCO2の排出量削減に向け、住宅や建築物における低炭素化の取り組みを促進するために、省エネ基準の見直しとともに平成24年12月から導入された新しい制度。この制度の認定を受けることにより、金利優遇や税制優遇などのメリットを享受することが可能となります。
(2)技術開発
・構造及び耐久・耐震性、空気温熱、防火、防水に関する研究も継続的に行っており、当社商品の住宅性能をさらに向上させております。また、新商品開発において特許出願の準備を進め、技術成果の権利化に努めております。
・業界をリードしながら関係機構に働きかけ、独自仕様開発による認定・評定などの取得を進めております。