四半期報告書-第57期第2四半期(平成26年5月1日-平成26年7月31日)

【提出】
2014/09/01 15:38
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日銀の積極的な経済政策や金融政策による下支えにより、期初は好調な推移を辿ったものの、本年4月の消費税率引き上げや円安の進行などによる物価上昇の影響により、回復基調に陰りが見られ、先行き不透明な状況となりました。
百貨店業界におきましても、こうした景況を反映し、消費税率引き上げ前の駆け込み需要による一時的な盛り上がりがあったものの、その反動により4月以降の商況は総じて厳しいものとなりました。
このような環境のもとで当社は、「すべてはお客さまのために」を合言葉に、全社一丸となってお客さま満足度の向上に取り組んでまいりました。真のお客さま第一の実現に向けた新たな施策として「サービスファースト活動」を推進し、職場単位でサービス目標を設定し、その達成に向けた取り組みを行い、「お客さまの困った」の解消や「お客さまの嬉しい」の実現を追求してまいりました。品揃えにつきましては、引き続きお客さまからご要望いただいた欠落アイテムの解消を進めつつ、買い回り性や来店頻度の向上と新規顧客の開拓を目的に食料品の一部を改装し、名産品売場や日配品・グロサリー売場の強化を図りました。また、売出し面におきましては、「ズームイン!!サタデー 全国うまいもの博」「初夏の北海道物産展」などの人気催事に加え、「47クラブおいしい展」「春の特別逸品会」などの新規催事を開催し集客を図るとともに、各売場においても常に新しい提案をお客さまにお届けしてまいりました。
以上のような施策を積極的に展開したものの、前述の経営環境のもと予定の売上を確保することができず、当第2四半期連結累計期間の売上高は10,818,815千円(前年同期比2.3%減)となりました。収支面におきましては、引き続き費用対効果を熟慮した経費の有効活用に取り組んでまいりましたが、売上高の減少を補うには至らず、営業利益23,364千円(前年同期比77.4%減)、経常利益5,527千円(前年同期比93.5%減)、四半期純損失22,596千円(前年同四半期純損失44,700千円)なりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、主に現金及び預金や有形固定資産の減少により、前連結会計年度末に比べ187,251千円減少して、18,499,290千円となりました。
負債は、主に借入金の返済により、前連結会計年度末に比べ111,687千円減少して10,974,766千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の減少及び退職給付に関する会計基準の適用に伴うその他包括利益累計額の減少により、前連結会計年度末に比べ75,563千円減少して7,524,524千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失23,939千円に減価償却費245,524千円、未払消費税等の増加額67,235千円等を調整し、306,540千円の収入となりました。前年同四半期連結累計期間に比べ、法人税等の支払額の増加等により19,796千円の収入減となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に固定資産の取得による支出により、94,654千円の支出となりました。前年同四半期連結累計期間に比べ290,341千円の支出減となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に長短借入金の返済299,900千円により355,755千円の支出となりました。前年同四半期連結累計期間は93,406千円の収入でありました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。