四半期報告書-第57期第3四半期(平成26年8月1日-平成26年10月31日)

【提出】
2014/11/27 12:13
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府や日銀の積極的な経済政策や金融政策による下支えにより、期初は好調な推移を辿ったものの、本年4月の消費税率引き上げや円安の進行などによる物価上昇の影響により、回復基調に陰りが見られ、先行き不透明な状況となりました。
百貨店業界におきましても、こうした景況を反映し、消費税率引き上げ前の駆け込み需要による一時的な盛り上がりがあったものの、その反動により4月以降の商況は総じて厳しいものとなりました。
このような環境のもとで当社は、「すべてはお客さまのために」を合言葉に、全社一丸となってお客さま満足度の向上に取り組んでまいりました。真のお客さま第一の実現に向けた新たな施策として「サービスファースト活動」を推進し、職場単位でサービス目標を設定し、その達成に向けた取り組みを行い、「お客さまの困った」の解消や「お客さまの嬉しい」の実現を追求してまいりました。品揃えにつきましては、引き続きお客さまからご要望いただいた欠落アイテムの解消を進めつつ、食料品売場を大幅に改装し、名産品、菓子、惣菜、グロサリーなどの売場において、より魅力的な品揃えへの変更を行いました。また、売出し面におきましては、「ズームイン!!サタデー 全国うまいもの博」「北海道物産展」などの人気催事に加え、「47クラブおいしい展」「3時は!ららら おすすめ全国うまいものフェア」などの新規催事を開催し集客を図るとともに、各売場においても常に新しい提案をお客さまにお届けしてまいりました。
また、子会社株式会社北長野ショッピングセンターにおきましては、主力の食料品売場の改装をはじめ、積極的な営業施策を展開するとともに、収支構造の見直しに取り組んでまいりました。
以上のような施策を展開したものの、前述の経営環境のもと予定の売上を確保することができず、当第3四半期連結累計期間の売上高は16,242,297千円(前年同期比3.1%減)となりました。収支面におきましては、引き続き費用対効果を熟慮した経費の有効活用に取り組んでまいりましたが、売上高の減少を補うには至らず、営業利益34,677千円(前年同期比77.2%減)、経常利益4,841千円(前年同期比96.0%減)となり、四半期純損失24,885千円(前年同四半期純損失26,401千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、主に受取手形及び売掛金の増加により、前連結会計年度末に比べ212,174千円増加して18,898,716千円となりました。
負債は、主に支払手形及び買掛金の増加により、前連結会計年度末に比べ291,427千円増加して11,377,881千円となりました。
純資産は、主に利益剰余金の減少及び退職給付に関する会計基準の適用に伴うその他の包括利益累計額の減少により、前連結会計年度末に比べ79,252千円減少して7,520,835千円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。