有価証券報告書-第74期(平成26年6月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/08/28 9:23
【資料】
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【項目】
113項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日本銀行による積極的な金融経済政策により、緩やかな景気回復傾向にあるものの、円安による原材料価格の上昇や電気料金の値上げ及び消費税増税による消費の停滞など、経済環境は不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループといたしましては、食品を中心に地域に密着したスーパーマーケットとして、お客様からの強い信頼をいただけるよう、安全で安心な商品の提供を第一に取り組むとともに、競合他社との差別化をはかることを目的に、積極的な店舗改装及び出店を実施してまいりました。また、「お客様へのおもてなし」を接客応対の重点目標として取り組み、これまで以上に顧客創造に邁進してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業収益は342億67百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は3億59百万円(前年同期比51.2%増)、経常利益は3億88百万円(前年同期比44.7%増)、当期純利益は1億74百万円(前年同期比120.5%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(流通事業)
流通事業におきましては、営業企画では恒例となりました「木曜特売市」「日曜新鮮特売市」生鮮食品中心の「生鮮ジャンボ市」の充実を図るとともに、お客様のお好きな商品を割引く「生活応援割引券」を配付する特別企画を継続し好評を得ております。商品政策では、岡崎食品加工センターを活用することにより、新鮮かつ安全で安心な商品を提供すると同時に、生産性の向上と作業の効率化を図りました。また、品質にこだわったプレミアム商品の導入とお値打商品もこれまで以上に強化してまいりました。そして、地域密着商品、特色のある「こだわり商品」の展開に力を入れ、お客様のニーズに対応した戦略を推し進めました。さらに、寿司・惣菜部門を担当するドミーデリカにおきましては、店舗改装時に売場拡大するとともに新商品の開発や味と品質の向上により、店舗全体の集客力向上に努めてまいりました。
店舗の状況につきましては、平成26年6月に三谷店、同年9月には大樹寺店の改装を実施いたしました。また、平成26年12月に岩津店(岡崎市)を開設いたしました。
以上の結果、流通事業の営業収益は342億21百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益は3億19百万円(前年同期比59.6%増)となりました。
(サービス事業)
サービス事業におきましては、清掃業、保守業及び駐車場等の施設警備業を営んでおり、効率的な店舗の清掃業務及び店舗設備の保守業務、駐車場等の警備業務に努めてまいりました。
以上の結果、サービス事業の営業収益は46百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は37百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ2億21百万円増加し、14億円(前年同期比18.8%増)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益3億36百万円、減価償却費8億91百万円、仕入債務の増加額1億32百万円、未払消費税等の増加額1億52百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度と比べ4億35百万円増加し、13億4百万円(前年同期比50.0%増)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出10億99百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度と比べ8億17百万円増加し、4億33百万円(前年同期は3億84百万円の収入)となりました。
これは、主に短期借入金の純減額3億50百万円、長期借入金の返済による支出11億71百万円、社債の償還による支出3億85百万円によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、15億81百万円(前連結会計年度末は19億19百万円)となりました。