有価証券報告書-第38期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/20 15:21
【資料】
PDFをみる
【項目】
70項目

業績等の概要

(1)業績
当事業年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が続く中、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気減速懸念等から、先行き不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、実質賃金の伸び悩み等により個人消費が本格回復に至らない中、引き続き厳しい経営環境になっております。
このような状況のもと当社は、安全でおいしい「食」の提供と質の高いサービスを通じてお客様に豊かさと幸せを提供することに全力で取り組んでまいりました。
当事業年度末の店舗数につきましては、4店舗の出店、2店舗の退店を行うとともに、2015年7月1日にゼンショーグループの子会社である株式会社エイ・ダイニングより、メキシカンレストラン「エルトリート」の5店舗の譲受けを行った結果、前期末比7店舗の純増となりました。なお、当社とライセンシー契約をしていた株式会社ぴーたーぱんが運営するココス全店舗(四国3県8店舗)を2015年12月1日付にて直営化いたしましたので、直営店497店舗、ライセンシー78店舗の計575店舗となっております。
売上高につきましては、店舗のQQSC(クオリティ・クイックサービス・クリンリネス)を磨き上げるとともに、お得なセットメニューの導入、TVCMや、人気アニメとの期間限定コラボ企画等を行ったものの、既存店売上高前年比は97.1%、全社売上高前年比は99.0%と、前年同期を若干下回る結果となりました。
利益面におきましては、エネルギーコスト(電気・ガス)の落ち着きや、固定費等のさらなる見直し等を徹底的に行ったことにより、前期比で増益となりました。
以上の結果、当事業年度の業績は、売上高585億11百万円(前期比1.0%減)、営業利益24億46百万円(同2.1%増)、経常利益25億35百万円(同1.1%増)、当期純利益14億87百万円(同9.8%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが32億24百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが23億89百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが7億44百万円の資金の減少となり、当事業年度末の資金残高は41億63百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローの資金の増加要因につきましては、税引前当期純利益25億52百万円、減価償却費25億86百万円等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローの資金の減少要因につきましては、有形固定資産の取得による支出15億13百万円、事業譲受による支出10億30百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローの資金の減少要因につきましては、リース債務の返済による支出3億37百万円等によるものであります。