訂正有価証券報告書-第37期(平成27年3月1日-平成28年2月29日)

【提出】
2017/04/11 16:35
【資料】
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【項目】
120項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高及び営業総利益
当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度に比べて、475億43百万円増(前期比18.3%増)の3,071億99百万円となりました。セグメント別売上高の詳細については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
売上高が増加した主な要因は、国内における無印良品店舗の増加(13店舗)及びネットストアの伸張等に加えて、海外における無印良品店舗の増加(43店舗)によるものです。
また、営業総利益は、前連結会計年度に比べて276億20百万円増加し1,504億51百万円となりました。売上高に対する比率は49.0%となり、前連結会計年度より1.7ポイント増加いたしました。
② 販売費及び一般管理費及び営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べて170億28百万円増(前期比17.2%増)の1,160億12百万円となりました。売上高に対する比率は37.8%となり、前連結会計年度より0.4ポイント減少いたしました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べて105億92百万円増加し、344億39百万円となりました。売上高に対する比率は11.2%となり、前連結会計年度より2.0ポイント増加いたしました。
③ 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益につきましては、前連結会計年度に比べて17億79百万円減少し、10億75百万円となりました。為替差益が前連結会計年度に比べて21億74百万円減少したことが主な要因です。また、営業外費用につきましては、27億13百万円増加し28億13百万円となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べて60億98百万円増加し、327億円となりました。売上高に対する比率は10.6%となり、0.4ポイント増加いたしました。
④ 特別損益及び当期純利益
当連結会計年度の特別利益につきましては、前連結会計年度に比べて7億65百万円増加し、12億40百万円となりました。主な要因は、当連結会計年度に投資有価証券を売却したことによるものです。また、特別損失につきましては、1億49百万円減少し、4億33百万円となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて70億13百万円増加し、335億7百万円となりました。当期純利益は前連結会計年度に比べて50億94百万円増加し、217億18百万円となり、1株当たり当期純利益は前連結会計年度627円54銭から818円44銭に増加いたしました。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産、負債及び資本の状況
当連結会計年度末における当社グループの総資産は2,009億19百万円となり、前連結会計年度末と比べ139億72百万円増加いたしました。これは主に、現金及び定期預金の増加106億47百万円、直営店の出店及び改装による有形固定資産の増加24億60百万円、商品の増加49億15百万円、投資有価証券の減少27億13百万円によるものです。
負債は577億46百万円と5億30百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金の増加25億33百万円、短期借入金の減少41億2百万円、買掛金の減少41億79百万円によるものです。
純資産は1,431億73百万円と145億2百万円増加いたしました。主たる増加要因は利益剰余金の増加160億1百万円によるものです。
この結果、連結ベースの自己資本比率は、69.4%となり、期末発行済株式総数に基づく1株当たり純資産は前連結会計年度末の4,723円72銭から5,247円93銭に増加いたしました。
② キャッシュ・フローの状況
当社グループの資金の状況につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。