有価証券報告書-第39期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/24 14:16
【資料】
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【項目】
115項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高及び営業総利益
当連結会計年度の売上高につきましては、前連結会計年度に比べて、462億20百万円増(前期比13.9%増)の3,788億1百万円となりました。セグメント別売上高の詳細については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
売上高が増加した主な要因は、国内における無印良品店舗の増加(10店舗)及びネットストアの伸張等に加えて、海外における無印良品店舗の増加(50店舗)によるものです。
また、営業総利益は、前連結会計年度に比べて259億58百万円増加し1,918億19百万円となりました。売上高に対する比率は50.6%となり、前連結会計年度より0.8ポイント増加いたしました。
② 販売費及び一般管理費及び営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費につきましては、前連結会計年度に比べて189億49百万円増(前期比14.9%増)の1,465億32百万円となりました。売上高に対する比率は38.7%となり、前連結会計年度より0.3ポイント増加いたしました。
この結果、営業利益は前連結会計年度に比べて70億8百万円増加し、452億86百万円となりました。売上高に対する比率は12.0%となり、前連結会計年度より0.4ポイント増加いたしました。
③ 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益につきましては、前連結会計年度に比べて289百万円増加し、14億62百万円となりました。受取利息が前連結会計年度に比べて1億60百万円増加したことが主な要因です。また、営業外費用につきましては、1億3百万円減少し7億63百万円となりました。
この結果、経常利益は前連結会計年度に比べて74億2百万円増加し、459億85百万円となりました。売上高に対する比率は12.1%となり、0.5ポイント増加いたしました。
④ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の特別利益につきましては、前連結会計年度に比べて6億87百万円減少し、16百万円となりました。主な要因は、前連結会計年度に投資有価証券売却益を6億68百万円計上したことによるものです。また、特別損失につきましては、2億円増加し、8億38百万円となりました。
この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べて65億13百万円増加し、451億63百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べて42億81百万円増加し、301億13百万円となり、1株当たり当期純利益は前連結会計年度974円99銭から1,146円96銭に増加いたしました。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産、負債及び資本の状況
当連結会計年度末における当社グループの総資産は2,383億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ236億7百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加123億19百万円、繰延税金資産の増加18億43百万円、商品の増加17億60百万円、直営店の出店及び改装による有形固定資産の増加26億11百万円、投資有価証券の増加16億8百万円によるものです。
負債は638億86百万円と61億円99百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等の増加34億15百万円、長期借入金の増加16億14百万円、買掛金の増加10億77百万円、繰延税金負債の増加10億4百万円によるものです。
純資産は1,744億26百万円と174億7百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加217億23百万円、自己株式の増加46億52百万円によるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当社グループの資金の状況につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。