- #1 事業の内容
当社グループは、当社及び連結子会社49社で構成されており外食事業を幅広く営んでおります。当社グループは、外食事業を幅広く営んでおり、日本全国、北米及びアジア諸国において、直営による飲食店チェーンを展開すると共に、フランチャイズ加盟店の募集、加盟店の経営指導、商品の企画販売及び食材等の供給を行っております。
連結子会社のうち、㈱コロワイドMDは、各種食料品の商品開発・調達・製造・物流のマーチャンダイジング全般を行っております。
㈱アトムは、「ステーキ宮」・「にぎりの徳兵衛」・「寧々家」などのレストラン業態及び居酒屋業態の直営飲食店の運営及びフランチャイズ事業の運営を行っております。
2023/06/28 15:13- #2 事業等のリスク
③のれんの減損
当社グループでは、M&Aを成長戦略の重要な柱と位置づけ実行して参りました結果、連結財政状態計算書にのれんが計上されております。のれん対象資産の評価額が帳簿価額より著しく下落した場合には、減損損失が計上され、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
④有価証券の時価変動
2023/06/28 15:13- #3 保証債務の注記
以下の会社に対して、金融機関からの借入金、リース債務、割賦債務について、債務の保証を行っております。
| 前事業年度(2022年3月31日) | 当事業年度(2023年3月31日) |
㈱コロワイドMD | 673 | 百万円 | 579 | 百万円 |
㈱ダブリューピィージャパン | 46 | | 19 | |
2023/06/28 15:13- #4 従業員の状況(連結)
(1) 連結会社の状況
| (2023年3月31日現在) |
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
㈱コロワイドMD | 212 | (232) |
㈱アトム | 687 | (2,842) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(パートタイマー、有期契約社員、嘱託社員を含み、派遣社員は除く)は、( )内に1日8時間換算による年間平均雇用人員を外数で記載しております。
2.前連結会計年度末に比べ従業員数が1,092名減少し、臨時従業員数が3,501名増加しておりますが、これは、株式会社レインズインターナショナルのインドネシア子会社従業員約1,100名を現地の労働法改正に伴い臨時従業員の人数に振り替えたこと、(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異の新設に伴い、有期契約社員及び嘱託社員の人数を臨時従業員の人数に振り替えたこと、及び前連結会計年度における新型コロナウイルス感染症による時短・休業店舗が通常営業に戻ったこと等によるものです。
2023/06/28 15:13- #5 沿革
年月 | 事項 |
2006年10月 | ㈱シルスマリアの発行済株式総数の50%を取得し連結子会社化。 |
2007年2月 | ㈱コロワイドCKを㈱コロワイドMDに改組。 |
2007年3月 | ㈱宮及びアムゼ㈱は、㈱宮を存続会社とする吸収合併を行い、アムゼ㈱は同日付で消滅。また新会社の商号を㈱ジクトに変更。 |
| 連結子会社である㈱コロワイド東日本、㈱コロワイド西日本及び㈱ビーラインは、2009年3月31日付で㈱コロワイド東日本を存続会社とする吸収合併を行い、㈱コロワイド西日本及び㈱ビーラインは同日付で消滅。当社が保有するワールドピーコム㈱の全株式を、㈱コロワイド東日本へ譲渡。 |
2010年3月 | 当社が保有する㈱シルスマリアの全株式を、㈱コロワイドMDへ譲渡。 |
2011年9月 | 神奈川県横須賀市に神奈川キッチンセンターを設置。 |
年月 | 事項 |
2015年1月 | 発行済株式総数の66.6%を保有する㈱レインズインターナショナルの株式を買増することにより同社の発行済株式総数の100%を取得。 |
2015年4月 | 連結子会社である㈱コロワイドMD及び㈱コロワイド東日本は、2015年4月1日付で㈱コロワイドMDを存続会社とする吸収合併を行い、㈱コロワイド東日本は同日付で消滅。当社が保有する㈱バンノウ水産の全株式を㈱コロワイドMDへ譲渡。連結子会社である㈱レインズインターナショナル及び㈱コスト・イズは、2015年4月1日付で㈱コスト・イズにおける酒類購買・販売事業を除く一切の事業を㈱レインズインターナショナルへ吸収分割により事業継承。PT REINS MARINDO INDONESIAを設立。 |
2015年10月 | カッパ・クリエイトホールディングス㈱がカッパ・クリエイト㈱を吸収合併。それに伴い、商号をカッパ・クリエイト㈱に変更。カッパ・クリエイト・サプライ㈱がF.デリカッパ㈱及び㈱ジャパンフレッシュを吸収合併。それに伴い、商号を㈱ジャパンフレッシュに変更。 |
2017年5月 | ㈱バンノウ水産が、静岡県静岡市に静岡工場を竣工。 |
2017年7月 | ㈱コロワイドMDが、滋賀県長浜市に長浜セントラルキッチンを竣工。 |
2018年7月 | ㈱コロカフェを㈱ダイニング・クリエイションに社名変更。 |
2019年3月 | ㈱WORITSを設立。 |
2019年3月 | ㈱コロワイドMDが、飲食事業を㈱レインズインターナショナルへ吸収分割。 |
2019年7月 | ㈱華八を設立。 |
2019年10月 | ㈱コロワイドMDが保有するCOLOWIDE VIETNAM.,JSC.の全株式を㈱レインズインターナショナルへ譲渡。 |
2019年12月 | ㈱ダイニングエールを設立。 |
2020年9月 | 当社が発行済株式総数の18.7%を保有する㈱大戸屋ホールディングスの株式を公開買付けにより追加取得した結果、同社の発行済株式総数の46.8%を取得し連結子会社化。 |
2022年3月 | ㈱アトムが保有する㈱エムワイフーズの全株式を㈱コロワイドMDへ譲渡。 |
2022年3月 | ㈱レインズインターナショナルが㈱レインズ北海道(旧 ㈱アトム北海道)を吸収合併。 |
2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
2022年6月 | ㈱コロワイドMDが㈱バンノウ水産を吸収合併。 |
2022年6月 | ㈱コロワイドMDが保有する㈱WORITSの全株式を当社が譲受け。 |
年月 | 事項 |
2022年7月 | ㈱WORITSを㈱コロワイドサポートセンターに社名変更、当社グループの間接業務を請け負うシェアードサービスセンターへ移行。 |
2022年10月 | ㈱コロワイドMDが、神奈川県横浜市戸塚区にMD研究所を開設。 |
2023年1月 | ㈱ダイニング・クリエイションを㈱ベイ・フードファクトリーに社名変更。 |
2023/06/28 15:13- #6 注記事項-その他の営業収益及びその他の営業費用、連結財務諸表(IFRS)(連結)
(注1)減損損失に関する詳細は、注記「13.有形固定資産」、「14.のれん及び無形資産」及び「19.リース」をご参照下さい。
(注2)前連結会計年度における「その他」には、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休業した店舗の休業中に発生した固定費(減価償却費、人件費等)が含まれております。
2023/06/28 15:13- #7 注記事項-のれん及び無形資産、連結財務諸表(IFRS)(連結)
14.のれん及び無形資産
(1)増減表
2023/06/28 15:13- #8 注記事項-セグメント情報、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価する為に、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、主として直営飲食店の運営及びFC事業の展開を行っております。業態の類似性、営業業態の共通性等を総合的に考慮し、「㈱コロワイドMD」、「㈱アトム」、「㈱レインズインターナショナル」、「カッパ・クリエイト㈱」及び「㈱大戸屋ホールディングス」の5つを報告セグメントとしております。尚、セグメントの経営成績には、「㈱レインズインターナショナル」は子会社21社、「カッパ・クリエイト㈱」は子会社2社、「㈱大戸屋ホールディングス」は子会社8社を含んでおります。
㈱コロワイドMDは、各種食料品の商品開発・調達・製造・物流のマーチャンダイジング全般を行っております。尚、㈱コロワイドMDは、第1四半期連結会計期間末において㈱バンノウ水産を吸収合併しております。
2023/06/28 15:13- #9 注記事項-企業結合、連結財務諸表(IFRS)(連結)
2020年9月15日に取得した㈱大戸屋ホールディングスについて、前連結会計年度においては取得原価の配分が完了しておらず、暫定的な金額となっておりましたが、第2四半期連結会計期間に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、前連結会計年度の連結財務諸表を遡及修正しています。その結果、遡及修正前と比べ、無形資産が5,108百万円、繰延税金負債が1,562百万円、非支配持分が1,987百万円増加し、利益剰余金が60百万円減少し、のれんが1,619百万円の減少となりました。
尚、この暫定的な会計処理の確定が損益に与える影響は軽微であります。
2023/06/28 15:13- #10 注記事項-売上収益、連結財務諸表(IFRS)(連結)
当社グループは、収益を主要な財・サービスの種類別により分解しております。これらの分解した収益とセグメント売上収益との関係は、以下の通りであります。
尚、㈱アトムは、前連結会計年度末において㈱エムワイフーズを㈱コロワイドMDへ株式譲渡しております。
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
2023/06/28 15:13- #11 注記事項-重要な会計上の見積り及び判断、連結財務諸表(IFRS)(連結)
連結財務諸表上で認識する金額に重要な影響を与える会計方針の適用に際して行った判断に関する情報は、以下の通りであります。
・のれんの資金生成単位グループへの配分(注記「14.のれん及び無形資産」参照)
翌連結会計年度において資産及び負債の帳簿価額に重要な修正をもたらすリスクのある、将来に関する仮定及び見積りの不確実性に関する情報は、以下の通りであります。
2023/06/28 15:13- #12 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
企業結合は、取得法を用いて会計処理しております。
のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額及び当社が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産及び負債の公正価値を上回る場合にその超過額として測定しております。当該差額が負の金額である場合には、結果として生じた利得を純損益で認識しております。支配獲得後の非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理しており、当該取引からのれんは認識しておりません。
企業結合で移転された対価は、当社が移転した資産、当社に発生した被取得企業の旧所有者に対する負債及び当社が発行した資本持分の取得日における公正価値の合計で計算しております。
2023/06/28 15:13- #13 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
1996年4月 | ㈱新潟ニチイ(現イオンリテール㈱)入社 |
2018年6月 | ワタミ㈱取締役MD本部長 |
2020年10月 | ㈱コロワイドMD入社 顧問 |
2020年11月 | ㈱コロワイドMD取締役副社長 |
2021年3月 | ㈱コロワイドMD代表取締役社長(現任) |
2021年6月 | 当社取締役(現任) |
2023/06/28 15:13- #14 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
過去数年に亘り店舗等の固定資産に対する減損損失を計上して参りましたが、コロナ禍が沈静化した後の市場環境に対する見通しが、より明瞭になりつつあることを踏まえ、将来的にリスクが生じる恐れがあるものを含め今回処理を行いました。これには事業ポートフォリオの見直し等による、2024年3月期の閉店予定37店舗分も含んでおります。
加えて、当社の連結子会社である㈱レインズインターナショナルにおいて、コロナ禍からの業績回復状況を踏まえ将来的な計画を見直した結果、同社の居酒屋業態に係るのれんに対し7億90百万円の減損損失を計上しております。
このようなことから当連結会計年度の連結業績につきましては、売上収益が2,208億30百万円、事業損失が1億96百万円となりました。また上述の減損損失を計上したことにより、当期損失が85億79百万円、親会社の所有者に帰属する当期損失が68億1百万円となりました。
2023/06/28 15:13- #15 設備投資等の概要
尚、セグメントごとの設備投資について示すと、次の通りであります。
(1)㈱コロワイドMD
当連結会計年度の設備投資額は、総額993百万円(店舗等賃借に係る差入保証金422百万円を含む)であり、工場などに投資しております。
2023/06/28 15:13- #16 連結財政状態計算書(IFRS)(連結)
①【連結財政状態計算書】
| | | | (単位:百万円) |
使用権資産 | 3,19 | 25,478 | | 22,509 |
のれん | 14 | 80,218 | | 80,188 |
無形資産 | 14 | 12,588 | | 11,243 |
2023/06/28 15:13