有価証券報告書-第132期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/22 9:50
【資料】
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【項目】
141項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当行及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度を採用しております。
確定給付企業年金制度(すべて積立型制度である。)では、給与と勤務期間等に基づいた一時金又は年金を支給しております。また、確定給付企業年金制度にはキャッシュ・バランスプランを導入しております。当該制度では、加入者ごとに積立額及び年金額の原資に相当する仮想個人口座を設け、主として市場金利の動向に基づく利息クレジットと、給与水準等に基づく拠出クレジットを累積しております。一部の確定給付企業年金制度には、退職給付信託が設定されております。
退職一時金制度では、退職給付として、給与と勤務期間等に基づいた一時金を支給しております。
なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度では、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。
当行及び連結子会社は、複数事業主制度の確定給付企業年金基金制度に加入しております。自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算できることから当該事項に関する注記を含めて記載しております。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表((3)に掲げられたものを除く)
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
退職給付債務の期首残高52,68451,917
会計方針の変更による累積的影響額△4,633
会計方針の変更を反映した期首残高47,284
勤務費用1,5611,935
利息費用790467
数理計算上の差異の発生額△6361,840
退職給付の支払額△2,613△2,519
過去勤務費用の発生額
その他131130
退職給付債務の期末残高51,91749,139


(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表((3)に掲げられたものを除く)
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
年金資産の期首残高49,87354,672
期待運用収益819902
数理計算上の差異の発生額3,3337,739
事業主からの拠出額2,10799
退職給付の支払額△1,593△1,628
その他131130
年金資産の期末残高54,67261,916

(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高1,428952
退職給付費用△372△519
退職給付の支払額△103△53
退職給付に係る負債の期末残高952379

(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(平成26年3月31日)
当連結会計年度
(平成27年3月31日)
積立型制度の退職給付債務43,64443,633
年金資産△59,907△67,884
△16,262△24,250
非積立型制度の退職給付債務14,46011,854
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△1,802△12,396

退職給付に係る負債14,92711,854
退職給付に係る資産△16,729△24,250
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額△1,802△12,396

(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
勤務費用1,5611,935
利息費用790467
期待運用収益△819△902
数理計算上の差異の費用処理額△214509
過去勤務費用の費用処理額
簡便法で計算した退職給付費用△372△519
その他143126
確定給付制度に係る退職給付費用1,0871,617


(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
過去勤務費用
数理計算上の差異6,407
その他
合計6,407

(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
区分前連結会計年度
(平成26年3月31日)
当連結会計年度
(平成27年3月31日)
未認識過去勤務費用
未認識数理計算上の差異2,329△4,078
その他
合計2,329△4,078

(8) 年金資産に関する事項
① 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
区分前連結会計年度
(平成26年3月31日)
当連結会計年度
(平成27年3月31日)
債券24.48%22.84%
株式51.82%52.96%
生保一般勘定21.11%20.78%
現金及び預金0.03%0.00%
その他2.56%3.42%
合計100.00%100.00%

(注)年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が33.76%(前連結会計年度末は31.89%)含まれております。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
区分前連結会計年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
割引率1.5%0.3~0.8%
長期期待運用収益率1.0%~2.0%1.0%~2.0%
予想昇給率10.0%10.0%