有価証券報告書-第98期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 11:25
【資料】
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【項目】
139項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1)財政状態
①総資金量
当連結会計年度末の預金の期末残高は、個人預金、法人預金が引き続き好調に推移し、また、公金預金が指定金融機関の交替により増加したことなどから前連結会計年度末を848億円上回る1兆8,763億円となりました。
②総融資量
当連結会計年度末の貸出金の期末残高は、個人ローンが住宅ローンやカードローンを中心に引き続き好調に推移し、また、事業性貸出もアパート資金等の不動産業向けや医療・福祉向けを中心に増加したほか、地方公共団体向け貸出も好調に推移したことなどから前連結会計年度末を881億円上回る1兆3,291億円となりました。
③有価証券
当連結会計年度末の有価証券の期末残高は、国債や社債を積み増したことから前連結会計年度末を688億円上回る5,250億円となりました。
④純資産
当連結会計年度末における純資産の部の期末残高は、前連結会計年度末を1億円上回る901億円となりました。
(2)経営成績
当連結会計年度の経常収益は、貸出金利回りの低下により貸出金利息が減少し、また、前年同期の反動で国債等債券売却益が減少しましたが、預かり資産の販売が好調に推移したことで役務取引等収益が増加したことや償却債権取立益が増加したこと、株式会社琉球リース株式(持分法適用会社)を一部保有していたりゅうぎん保証株式会社(連結子会社)に対する議決権比率を引き上げたことに伴い、持分法による投資利益(その他の経常収益)を計上したことなどから前年同期を5億33百万円上回る399億1百万円となりました。
一方、経常費用は、営業経費が増加し、また、貸倒引当金繰入額が増加しましたが、預金利回りの低下により預金利息が減少したことや貸出金償却が減少したこと、国債等債券償還損が減少したことなどから前年同期を12億37百万円下回る324億66百万円となりました。
この結果、経常利益は前年同期を17億70百万円上回る74億35百万円、特別利益に負ののれん発生益を計上したことなどから、当期純利益は前年同期を21億86百万円上回る49億63百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比498億54百万円増加の862億86百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加などにより1,126億36百万円の収入(前期は27億21百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、債券等を中心とした有価証券の取得などにより726億64百万円の支出(前期は89億29百万円の収入)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、劣後特約付社債の発行などにより98億26百万円の収入(前期は16億43百万円の支出)となりました。