(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

	前事業年度 (平成26年3月31日)		当事業年度 (平成27年3月31日)
繰延税金資産
貸倒引当金	3,037	百万円	4,409	百万円
税務上の繰越欠損金	532		1,372
退職給付引当金	703		567
未払確定拠出年金移換額	382		229
減価償却費の償却超過額	222		200
会社分割による子会社株式	2,904		-
その他	1,885		1,091
繰延税金資産小計	9,668		7,869
評価性引当額	△5,089		△4,152
繰延税金資産合計	4,578		3,717
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金	△810		△2,264
資産除去費用の資産計上額	△5		△4
繰延税金負債合計	△816		△2,268
繰延税金資産の純額	3,762	百万円	1,448	百万円

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主な項目別の内訳

	前事業年度 (平成26年3月31日)		当事業年度 (平成27年3月31日)
法定実効税率	37.75	%	35.38	%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目	0.94		0.68
受取配当金等永久に益金に算入されない項目	△5.94		△6.24
住民税均等割等	1.26		0.88
評価性引当額の増減	△35.06		△13.59
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正	5.61		10.88
源泉所得税	1.08		1.68
その他	△0.34		1.06
税効果会計適用後の法人税等の負担率	5.29	%	30.74	%

3.法人税等の税率の変更等による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成27年法律第9号)及び「地方税法等の一部を改正する法律」(平成27年法律第2号)が平成27年3月31日に公布され、平成27年4月1日以後に開始する事業年度から法人税率等の引下げが行われることとなりました。これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は従来の35.38%から、平成27年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等については32.83%に、平成28年4月1日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等については32.06%となります。この税率変更により、繰延税金資産は179百万円減少し、その他有価証券評価差額金は234百万円増加し、法人税等調整額は414百万円増加しております。再評価に係る繰延税金負債は185百万円減少し、土地再評価差額金は同額増加しております。
また、欠損金の繰越控除制度が平成27年4月1日以後に開始する事業年度から繰越控除前の所得の金額の100分の65相当額が控除限度額とされ、平成29年4月1日以後に開始する事業年度から繰越控除前の所得の金額の100分の50相当額が控除限度額とされることに伴い、繰延税金資産は459百万円減少し、法人税等調整額は459百万円増加しております。