有価証券報告書-第165期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 10:29
【資料】
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【項目】
134項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。
1 財政状態の分析
(1)預 金
預金につきましては、当行にとって重要かつ基盤となる個人預金を中心に、全体の増加に努めてまいりました。この結果、個人預金、法人預金ともに増加し、預金全体では、前連結会計年度末に比べ、43億円増加し3,538億円となりました。
(2)貸出金
貸出金につきましては、事業性ローンなどの中小企業向け貸出金や住宅ローンなどの個人向け貸出金を中心に、全体の増加に努めてまいりました。この結果、地公体向け貸出金や大企業向け貸出金、住宅ローンを中心とした個人向け貸出金が増加したことから、貸出金全体では、前連結会計年度末に比べ、99億円増加し2,583億円となりました。
(3)純資産の部
純利益の計上や、その他有価証券評価差額金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ、32億円増加し208億円となりました。
(4)リスク管理債権の状況
当連結会計年度末のリスク管理債権額(破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び条件緩和債権額の合計額)は、前連結会計年度末と比べ、1,323百万円減少し、12,926百万円となりました。貸出金全体に対するリスク管理債権額の比率は、前連結会計年度末に比べ0.73ポイント低下し、5.00%となりました。
(5)連結自己資本比率(国内基準)
当連結会計年度の自己資本の額は17,348百万円、リスクアセットの額は184,534百万円となりました。
この結果、連結自己資本比率(国内基準)は、前連結会計年度末に比べ0.31%低下し9.40%となりました。
2 経営成績の分析
経常収益は、前連結会計年度と比べ、970百万円減少の9,725百万円となりました。経常収益の主な減少要因は、有価証券関係収益や貸出金利息が減少したことによるものであります。
一方、経常費用は、前連結会計年度と比べ、563百万円減少の8,424百万円となりました。経常費用の主な減少要因は、与信関連費用の減少によるものであります。
この結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ、406百万円減少の1,301百万円となり、当期純利益は、前連結会計年度に比べ、113百万円減少の648百万円となりました。
3 キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度末における資金は、投資活動や財務活動により支出した資金を、営業活動により獲得した資金が上回ったことなどから、当連結会計年度末の資金残高は、前年同期比5,411百万円増加し25,246百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、7,787百万円(前連結会計年度は9,010百万円の獲得)となりました。これは主に、貸出金の増加による支出9,906百万円を、コールローン等の減少による収入11,300百万円、預金の増加による収入4,342百万円が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、2,086百万円(前連結会計年度は316百万円の使用)となりました。これは主に、有価証券の売却による収入10,154百万円、有価証券の償還による収入6,422百万円を、有価証券の取得による支出16,475百万円、有形固定資産の取得による支出2,087百万円が上回ったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、289百万円(前連結会計年度は294百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。