- #1 注記事項-重要な会計方針、連結財務諸表(IFRS)(連結)
金融負債は、契約上の義務が免責、取消し、又は失効となった場合に認識を中止しております。
④ 清算引受資産及び清算引受負債
当社の子会社である株式会社日本証券クリアリング機構は、金融商品取引清算機関及び商品取引清算機関として、市場参加者が行った取引の債務を負担し、取引の当事者となることによって、清算対象に係る債権・債務を清算引受資産及び清算引受負債(以下「清算引受資産・負債」という。)として計上し、決済の履行を保証しております。
2023/06/09 9:47- #2 注記事項-金融リスク管理、連結財務諸表(IFRS)(連結)
① 信用リスク管理
信用リスクとは、取引の相手先が契約内容を履行できなくなること等により、当社グループが財務的損失を被るリスクです。株式会社日本証券クリアリング機構は、市場参加者が行った取引の債務を負担することにより取得する債権である清算引受資産について、清算参加者の信用リスクに晒されておりますが、当該リスクに対しては、清算参加者に対する資格制度や担保制度等の体制を整備しております。なお、同社の決済履行制度の詳細については、「第2 事業の状況-3 事業等のリスク-7.決済履行確保の枠組みについて」を、また清算参加者預託金等の代用有価証券の公正価値については、注記「10.金融商品取引の安全性確保のための諸制度に基づく資産・負債」をご参照ください。
また、清算参加者から担保として預託を受けた清算参加者預託金特定資産は、保管・資金運用先に対する信用リスクに晒されておりますが、原則として信用リスクのない決済用預金及び日本銀行当座預金に預け入れており、また資金運用をする場合においても、金融機関に対する日本国債を担保とした有担保によるコール資金の貸付又は一定の信用力を有する信託銀行への普通預金に限定することで、当該リスクの回避を図っております。
2023/06/09 9:47- #3 注記事項-金融商品、連結財務諸表(IFRS)(連結)
金融資産及び金融負債の公正価値は、以下のとおりです。
① 清算引受資産・負債
以下の区分に従い、それぞれに掲げる方法によって公正価値を見積もっております。
2023/06/09 9:47- #4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
(資産、負債及び資本の状況)
当社グループの資産及び負債には、株式会社日本証券クリアリング機構が清算機関として引き受けた「清算引受資産・負債」及び清算参加者から担保として預託を受けた「清算参加者預託金」が両建てで計上されております。「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」は、多額かつ清算参加者のポジションなどにより日々変動することから、当社グループの資産及び負債の額は、これらの変動に大きな影響を受けます。その他、金融商品取引等の安全性を確保するための諸制度に基づく「信認金」、「取引参加者保証金」及び「違約損失積立金」が資産及び負債または資本に両建てで計上されております。
当連結会計年度末の資産は、「清算引受資産」が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ10兆7,239億57百万円増加し、82兆1,873億92百万円となりました。また、「清算引受資産」、「清算参加者預託金」、「信認金」及び「違約損失積立金」を控除した後の資産は、前連結会計年度末に比べ78億96百万円増加し、3,950億64百万円となりました。
2023/06/09 9:47- #5 連結財政状態計算書(IFRS)(連結)
①【連結財政状態計算書】
| | 前連結会計年度(2022年3月31日) | | 当連結会計年度(2023年3月31日) |
営業債権及びその他の債権 | 9,25 | 15,305 | | 16,023 |
清算引受資産 | 25 | 64,368,444 | | 72,108,539 |
清算参加者預託金特定資産 | 10,25 | 6,679,236 | | 9,655,223 |
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