有価証券報告書-第6期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/23 15:32
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【項目】
128項目

経営上の重要な契約等

当社、三井住友海上火災保険株式会社(以下「三井住友海上」)、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下「あいおいニッセイ同和損保」)及び三井住友海上あいおい生命保険株式会社(以下「三井住友海上あいおい生命」)は、MS&ADインシュアランスグループの持続的な成長と企業価値向上を図るべく、関係当局の認可等を前提として、持株会社傘下の保険会社の再編について協議を行い、平成25年9月27日付で、「機能別再編に関する合意書」を締結しました。機能別再編の概要は以下のとおりです。
(1) 機能別再編の目的
少子高齢化による市場の縮小、近年の大規模自然災害の続発等による厳しい事業環境の認識のもと、お客さまニーズや販売方法の多様化、国内外における規制環境の変化等にスピード感を持って的確に対応すべく、経営統合の第二段階として、持株会社傘下の保険会社を機能別に再編することといたしました。
① MS&ADインシュアランスグループの持続的な成長と企業価値の向上
本機能別再編を実施することにより、次の目的を実現させ、MS&ADインシュアランスグループの持続的な成長と企業価値の向上を図ることを目指します。
イ MS&ADインシュアランスグループ全体の「成長」と「効率化」の実現
ロ 多様化するお客さまのニーズへの対応の強化
ハ 持株会社を中心としたガバナンス体制の強化
② 三井住友海上及びあいおいニッセイ同和損保の事業コンセプトの明確化
三井住友海上及びあいおいニッセイ同和損保の事業コンセプトを次のとおり明確化することにより、グループ内に特色ある損害保険会社を複数有することのメリットを追求し、お客さまからの支持・満足度向上を実現し、国内No.1損保グループの地位を確固たるものとすることを目指します。
イ 三井住友海上は、総合力を発揮し他社優位性のある商品・サービスを提供し、国内外を問わずグローバルな保険・金融サービス事業を展開する。
ロ あいおいニッセイ同和損保は、独自の強みであるトヨタグループ・日本生命グループというパートナーとの関係を強化し特長を活かすとともに、他社優位性のある商品・サービスを提供し、地域密着営業を展開する。なお、海外においては引き続きトヨタディーラーを通じたリテール事業を中心に展開する。
③ 第三分野長期契約の一元化
成長分野と位置づける第三分野の長期契約について、三井住友海上あいおい生命に商品供給機能を一元化することにより、お客さま対応レベルをより向上させるとともに経営資源の集中によって効率的なオペレーションを実現させ、グループ全体での総合力を発揮し、お客さま満足度・成長力・収益力において損保系生保No.1の地位を獲得することを目指します。
(2) 機能別再編の内容
① 事業及び販売チャネルの再編
イ 船舶保険、貨物・運送保険、航空・宇宙保険の三井住友海上への移行
ロ あいおいニッセイ同和損保を主たる取引先とする三井住友海上モーターチャネル代理店の取扱い保険契約のあいおいニッセイ同和損保への移行
② 地域における販売網・拠点の集約、拠点の共同利用
③ 第三分野長期契約の三井住友海上あいおい生命への移行
④ 海外事業の再編
⑤ 本社機能の再編と持株会社のガバナンス強化
イ 持株会社のガバナンス強化
ロ 持株会社と三井住友海上及びあいおいニッセイ同和損保の本社機能再編